モータースポーツ

2019.05.03

Round 2 FUJI GT 500km RACE

GT500クラス 公式予選

MOTUL AUTECH GT-Rが2戦連続でポールポジション獲得

SUPER GT第2戦の公式予選が富士スピードウェイで行われ、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が開幕戦に続き2戦連続のポールポジションを獲得した。

今年は10連休となったゴールデンウィーク。富士スピードウェイには、朝から大勢の観客が集まった。午前中のフリー走行は、気温20℃、路面温度29℃というコンディションの中で、開幕戦2位表彰台を獲得している#23 GT-Rがトップタイムをマーク。同じミシュランタイヤを装着する#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)が3番手、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)が5番手につけるなど、GT-R勢が好調な様子を見せていた。

薄い雲はかかるものの、強い日差しの下でピットウォークなどのイベントを終え、定刻どおりに公式予選がスタート。GT500クラスのQ1は午後2時50分から始まり、#23 GT-Rは松田、#3 GT-Rは平手、#12 GT-Rはロシター、そして#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)はマーデンボローが出走した。GT-R勢の中でいち早くコースへと向かったのは#12 GT-Rで、1分28秒156をマークして6番手となりQ1突破。#23 GT-Rは1分28秒を切って5番手でQ1突破を果たした。集団の中でのコースインとなった#3 GT-Rはコースレコードに迫る1分27秒492でトップタイムとなり、この3台がQ2進出を果たした。#24 GT-Rは1分28秒714で13位。ここで明日の決勝グリッドが決まることとなった。

GT300クラスの予選を挟んで行われたQ2は、コースレコード更新の連続となった。まずは、マコヴィッキがドライブする#3 GT-Rが1分27秒323を記録し暫定トップに立つと、#37 LC500が#3 GT-Rを上回り逆転。#12 GT-Rの佐々木が1分27秒289でこれに迫った。そして終盤に、#23 GT-Rのクインタレッリが見事なアタックで1分26秒台に突入。暫定トップタイムを0.2秒以上削り、1分26秒871で逆転し、2戦連続のポールポジション獲得を決めた。#12 GT-Rは最終的に3位、#3 GT-Rは走路外走行のため8位となったが、明日は表彰台獲得を狙える位置からスタートできることとなった。

松田次生
「フリー走行からクルマの調子が良かったです。僕が担当したQ1では、若干乗りづらい部分があったので、エンジニアと相談してアジャストしたところ、ロニーがすごいタイムを出してポールポジションを獲ってくれました。明日は長いレースになるので気が抜けませんし、後ろから追いかけてくる相手も手ごわいですが、このままトップでチェッカーを受けられるように頑張ります」

ロニー・クインタレッリ
「次生が岡山に続いてQ1を突破してくれて、Q2でポールポジションを獲得することができました。計測3周目にタイムを出すと決めてフルプッシュした結果、1分26秒8という素晴らしいタイムが出ました。ゴールデンウィークのこのレースはたくさんのファンが来てくれるレースで、いつも楽しみにしています。500kmと長いですが、次生とチームと力を合わせて、精いっぱい頑張ります」

公式リザルト:5月3日(金)公式予選

SUPER GT インフォメーション : Round 2