2019.04.13
2019年のSUPER GTが開幕。岡山国際サーキットで行われた公式予選で#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がポールポジションを獲得した。
今季もSUPER GTのGT500クラスには、4台のNISSAN GT-Rが参戦する。3月中旬にこの岡山で行われた公式テストでは、トップタイムの#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)を筆頭に全車が速さを見せており、開幕戦にも期待が高まっていった。
予選日の13日(土)は晴天に恵まれ、午前8時50分からの公式練習は気温10℃、路面温度14℃を記録。日差しが強かったため、セッション終了時の路面温度は26℃まで上昇していた。GT500クラスのコースレコードは1分18秒126だったが、#23 GT-RがGT300クラスとの混走中に、これを0.004秒上回る1分18秒122を記録。10分間の専有走行ではさらに5台がコースレコードを上回った。日産勢の最上位は#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)で、マーデンボローがアタックし1分17秒916をマークし2位。#12 GT-Rが4位、#23 GT-Rが6位となった。
GT500クラスのQ1は午後3時18分スタート。ロシターがQ1を担当した#12 GT-Rは早めにコースインすると、他のGT-Rに比べて1周ウォームアップに多く充てアタックした。公式練習でのベストタイムを大きく塗り替え、1分17秒103のトップタイムを記録してQ2へ進出。松田がドライブした#23 GT-Rが1分17秒165と僅差で2番手に続き、マーデンボローの#24 GT-Rが1分17秒333で3位につけた。#CRAFTSPORTS MOUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)は平手が担当。チェッカーラップに1分17秒874を記録し、5位でQ1通過。日産勢は全車がQ2へと進出した。
午後3時56分にQ2がスタートした。佐々木がアタックする#12 GT-RはQ1同様に早めにコースイン。#3 GT-Rのマコヴィッキ、#24 GT-Rの高星と続き、クインタレッリの#23 GT-Rは最後にコースへと向かった。クインタレッリはウォームアップに2周を充てると全開でアタック。1分16秒602と、Q1のトップタイムも大きく上回りポールポジションを獲得。1分16秒876をマークした#12 GT-Rが2位につけ、日産勢が予選1-2を飾った。#24 GT-Rは1分17秒531で6位。#24 GT-Rは1分18秒626で8位となった。
松田次生
「非常に緊張した予選でした。ただクルマの調子も良く、タイヤもコンディションに合っていたので“行ける”という自信もありました。明日は天気が悪いという予報ですが、ウェットコンディションでもしっかりと戦えるように、力を合わせて頑張ります」
ロニー・クインタレッリ
「自分たちのクルマが速いのは分かっていたし、“あとはフルプッシュするだけだ”と、僕はリラックスしてアタックに入れました。アタックもミスなく走れたと思います。コントロールラインを切った後、16秒6というタイムを聞いて間違いなくトップ3には入るだろうと思っていましたが、ポールポジションだと分かってとてもうれしいです。明日はこのポジションを守ってゴールできるように頑張ります」