モータースポーツ

2018.11.06

Round 8 MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL

NISMO鈴木監督のレースプレビュー

最終戦、NISMOとGT-Rの速さ、強さを見せたいです

もてぎはNISMOとしてもGT-Rとしても非常にいい結果が続いているサーキットです。その要因として、ブレーキングの良さが挙げられます。また、ストップ&ゴーの「ゴー」の部分、エンジン出力というところでも、いい部分があると考えています。今シーズンは年間を通じて2基のエンジンを使用できますが、2基目を開発する際に、もてぎでのパフォーマンスも狙っていました。

10月上旬に行われた合同テストでは、各セッションで我々のチームは上位に食い込みました。状況としてはいいと思っていますが、気になっているのはホンダ勢が控えめに見えたところ。ここ2戦も、ウェイトが重い中であれだけの速さを見せていたのに、テストでは逆におとなしかったので、あの状況のままではないと思っています。勝負のカギになるのは、やはりタイヤ。我々は昨年、最終戦が終わってすぐに、なるべく近いコンディションでテストをしたり、1年前からこの戦いのためにタイヤの準備を行ってきました。その成果を結果として残したいです。

残念ながら今シーズンのチャンピオンの権利は逃してしまいました。応援してくださったファンの皆さんには大変申し訳なく思っています。しかし、最後に、なんとかここでGT-R、NISMOの速さと強さをしっかりお見せしたい。距離も250kmと短いので、速さが勝負になるはずです。コンディションに合ったいいタイヤを選び、予選から上位につけて逃げ切るレースをお見せできるよう、頑張ります。

NDDP RACING with B-MAX長谷見監督のレースプレビュー

今シーズンの締めくくり、いいコンディションで戦いたいですね

今シーズン、B-MAXはチームとしてGT500クラスのデビューイヤーでした。GT300クラスでの経験はたくさんありましたが、やはり初戦、第2戦ぐらいまでは、チームの中でも「GT500のレースはどう戦っていったらいいのか」というような、他のライバルたちに対して遅れを取っているような部分はありました。第3戦ぐらいからはそのような様子もなく、問題なく戦えていたと思います。NISMOのサポートもついてくれていたし、しっかりとレースができていました。

今シーズンを振り返ると、やはりタイヤ。データがない中で、苦労する部分は大きかったです。ドライバーには、「最高という状態ではないけれど、とにかく頑張ってポイントを稼いで来い」と。2人ともよく頑張ってくれて、初戦から第3戦まで3戦連続でポイントを獲ってきました。最終的に、レースという舞台で力を披露するのはドライバー。今年は本山と千代、2人には厳しい年だったと思っています。

もてぎはブレーキングが重要なコースだといわれていますが、GT500のマシンはバランスがいいですから、何の問題もないでしょう。しっかりタイヤが仕事できるかどうか。そこが重要だと思っています。そのためには天気も重要。ドライでレースしたいですね。

SUPER GT インフォメーション : Round 8