モータースポーツ

2018.09.15

Round 6 SUGO GT 300km RACE

GT500クラス 公式予選

カルソニック IMPUL GT-Rが予選2番手

SUPER GT第6戦がスポーツランドSUGOで開催され、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が予選2位となった。

朝から分厚い雲に覆われたスポーツランドSUGO。午前9時からの公式練習はWET宣言が出されて始まった。セッション前半は、ほとんど雨は確認できなかったが、開始から約1時間が経過したあたりで雨粒が見えるほどに、GT500クラスの専有走行が始まる頃には水しぶきが上がるほどのウェットコンディションになった。この専有走行では#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が好タイムを出して速さを見せていたが、セッション結果はドライコンディションで走行できたときのタイムで決まり、日産勢の最上位は#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)で1分12秒161を記録して3番手となった。

今大会の予選はGT300クラスのQ1が2組に分かれて実施され、GT500クラスのQ1走行時間も通常の15分間から10分間へと短縮された。午前中の雨は上がり、路面はドライ。#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は千代が、#12 GT-Rはマーデンボローが、#23 GT-Rは松田が、そして#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)はオリベイラがQ1を担当した。真っ先にコースへと向かった#12 GT-Rは計測4周目に1分11秒043をマークしてトップに立った。残る3台のGT-Rがタイムアタックに入ったところで、#39 LC500がSPコーナーでコースアウト。タイヤバリアに激しくクラッシュしてしまい、セッションは赤旗中断となり、タイムは無効に。この時点で、#12 GT-Rはトップに、#3 GT-Rは6番手につけておりQ2進出圏内にとどまっていたものの、#24 GT-Rは9番手、#23 GT-Rは14番手。残り時間が2分45秒でセッションが再開すると、#12 GT-Rと2番手につけていた#8 NSX-GTはピットにとどまり、残る12台がコースイン。1周のチャンスにかけたアタックで、#3 GT-Rは1分12秒816、#23 GT-Rも1分12秒263まで自己ベストタイムを更新するも、14番手、13番手にとどまりQ2進出を逃すことに。#12 GT-Rはトップタイムを塗り替えられたが2番手でQ2進出。#24 GT-Rは最後に1分11秒862で8番手に滑り込み、#12 GT-RとともにQ2進出を決めた。

Q1と同じく10分間で行われたQ2は、#12 GT-Rは佐々木が、#24 GT-Rは高星がアタッカーを務めた。路面コンディションも回復し、ポールポジション争いはコースレコード更新の応酬に。まずは、#8 NSX-GTが1分10秒352をマークしてコースレコードを打ち破ると、佐々木が1分10秒286をたたき出してトップタイムに立った。これでポールポジションが決まったかに思われたが、最後に#100 NSX-GTが1分10秒248を記録して佐々木のタイムを上回ることに。#12 GT-Rは予選2位となり、明日の決勝レースをフロントローから挑むこととなった。#24 GT-Rは高星が1分12秒872をマーク。8位となった。

佐々木大樹 (#12 カルソニック IMPUL GT-R /予選2位)
「自分自身はミスなくアタックできたと思いますが、トップタイムに100分の3秒差をつけられたということは、その分まだ詰められる箇所があるということです。まだまだ磨いていきたいですが、一発の速さで競うのは今日でいったん終わるので、明日に向けてしっかり組み立てていきたいと思います。僕たちのクルマはロングのペースがいいと思うので、それを生かして明日も頑張ります」

ヤン・マーデンボロー (#12 カルソニック IMPUL GT-R /予選2位)
「いつもと違い、Q1のセッションが10分間と短く、さらに赤旗も出たのですごくあわただしい予選になりました。その前にしっかりとタイムを出すことができたし、最終的にはベストタイムは塗り替えられてしまったけど、ギャップはとても小さかったから、いい走りができたと思います。いいポジションからスタートできるので、チャンピオンシップでも順位を上げられるよう、明日も頑張ります」

公式リザルト:9月15日(土)公式予選

SUPER GT インフォメーション : Round 6