モータースポーツ

2018.09.11

Round 6 SUGO GT 300km RACE

NISMO鈴木監督のレースプレビュー

シーズン後半戦、ランキングを上げられるよう積極的に戦っていきます

第4戦タイ、第5戦富士と、うまくいかないレースが続いてしまいました。富士では、新スペックのタイヤを投入したのですが、それが予選であれだけのハンディキャップを背負いながらポールポジションを獲るだけの速さを見せた要因の一つでした。ただ、これまでの評価基準に入らない部分で気づけなかった点があり、決勝ではうまく戦うことができませんでした。SUGOにはこの2戦で気づいたことを改善して取り組みます。速さの面では若干落ちるかもしれませんが、レースを重視して戦っていきたいと思います。

今のSUPER GTは本当に少しも気が抜けない、ハイレベルな戦いです。これまでのSUGOのレースを振り返ると、去年はセーフティカーのタイミングで得をした・しないが分かれるレースでした。我々23号車はここしばらくSUGOで結果を残せていないのですが、苦手意識はありませんし、ミシュラン×GT-Rでいえば昨年46号車がいい結果を出しています。積極的に上位を狙っていきたいと思います。

SUGOはよく「魔物が…」という話になりますが、まずはミスなく自分たちの力を出し切れる環境を、自分たちで作っていかないといけません。それができたところが勝つのだと思います。タイと富士で使ったタイヤは、ミシュランだけでなく我々が一緒に開発をしてきたもの。タイヤーメーカーとのつながりに関して言えば、NISMOはGT500の15チームの中で最も深く一緒に戦っているという自負もあります。お互いのパートナーシップを発揮し、シリーズを逆転できるように頑張ります。また、2基目のエンジンもここから投入しますので、必ずや巻き返しを図りたいと思います。

NDDP RACING with B-MAX長谷見監督のレースプレビュー

チームみんなの頑張りに報いるためにも、必ず結果が欲しいレースです

富士のレースでは、予選ではいいパフォーマンスを発揮することができましたが、レースはうまく運ぶことができず、最終的にはミッションが壊れてしまいました。一番つらいのはドライバーの2人で、なんとか頑張ってつないでくれていたのですが…。まだまだクルマづくりに関してデータが少なく、難しく感じています。

とはいえ、次戦はシリーズポイント×2倍のウェイトハンディで戦える最後のレース。つまり、我々としてはここが最大のチャンスとなるわけです。次のオートポリスではポイントと同じウェイト、そして最終戦ではノーハンデになりますから、なんとかここで結果を残したいと思っています。

僕自身は「SUGOの魔物」なんてものは気にしていない。神頼みなんかもしないほうなんですよ。そういうことよりも、今はとにかくきちんとレースを戦いたい。そう思っています。そのために、今大事だと考えているのはタイヤ。前回、苦しいレースになった中で、ドライバーの2人は本当にミスなく頑張ってくれていました。エンジニアやチームも、初めての挑戦の中で一生懸命やっています。全員の努力が報われるよう、そろそろ結果というものがついてきてほしいです。応援してくれている皆さんにも、しっかりと上位で戦っている我々の姿をお見せしたい。SUGOではそれができるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

SUPER GT インフォメーション : Round 6