GT300クラス決勝

GAINER TANAX triple a GT-Rが10位入賞

5月20日(日)に鈴鹿サーキットにてSUPER GT第3戦決勝レースが行われ、2018年モデルのNISSAN GT-R NISMO GT3である#10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹)が10位に入賞し、選手権ポイントを獲得した。

気温21℃と過ごしやすい陽気のもと、15時28分に29台のGT300マシンがクリーンスタートを決め、300kmのレースがスタートした。予選11位のポジションから星野がスタートした#10 GT-Rは、13位で序盤のスティントを周回し、GT500車両がクラッシュしたため導入されたセーフティカー(SC)ラップが明けたのち、17周目にピットイン。早めのドライバー交代を行った。長いスティントを担当することになった吉田は、24位でレースに戻ると淡々と安定したラップを刻み、全てのGT300車両がピットストップを完了した時点で12位となる。その後11位で僚友の#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)に続き、同車がペナルティを受けて後退したのちに代わって10位となると、そのまま49周目のチェッカーフラッグを受けた。ドライバーのふたりとチームは、今季初となる選手権ポイント1を獲得した。

16番グリッドから安田がレースをスタートした#11 GT-Rは、ポジションを維持したままSCラップを含む前半を耐え、24周目にピットインして平中に交代。エースの平中が終盤に追い上げるシーンが予想されたが、ターン4で#7ポルシェと接触したことでドライブスルーペナルティを受けることとなり、44周目にペナルティを消化したため16位にポジションダウン。開幕から3戦連続のポイント獲得を逃した。

#360 RUNUP RIVAUX GT-R(田中篤/青木孝行)は、青木が14位で序盤を周回。33周目までピットインを伸ばして田中にバトンタッチした。上位進出が期待されたが、38周目に車体から出火したとしてオレンジディスク旗が提示されることに。ピットインして確認したため4ラップをロスすることになったが、27位で完走を果たした。#48 植毛GT-R(田中勝輝/リチャード・ブラッドリー) は、レース序盤を25位で周回し、ブラッドリーが32周目まで引っ張ったため、暫定1位でピットイン。20位でコースに戻った田中が残りを担当したが、ポジションをふたつ落とし、22位でレースを終えた。