モータースポーツ

2018.05.03

Round 2 FUJI GT 500km RACE

GT500クラス 公式予選

SUPER GT第2戦予選 MOTUL AUTECH GT-Rが3番グリッド獲得

SUPER GT第2戦が富士スピードウェイで開催され、公式予選で#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3番グリッドを獲得した。

開幕戦から約1か月が過ぎ、SUPER GTとしてはおなじみのゴールデンウィークの富士大会が始まった。設営日の2日夕方から静岡県東部は雨に見舞われ、3日の明け方には暴風雨に。オープンピットが始まるころには雨も風も穏やかにはなっていたが、今度は濃霧が立ち込め、結局午前中に予定されていた公式練習は午後に順延となった。

スケジュールは大幅に変更され、まずは午後0時50分から30分間 公式練習の時間が設けられた。天気は昼頃を境に回復し、公式練習では気温・路面温度ともに上昇。セッションの終盤に各車がタイムを削っていくなかで、クインタレッリがメインでステアリングを握り、マシンのセッティングを進めていた#23 GT-Rが1分29秒581でトップタイムをマークしてみせた。

GT500クラスの予選は午後3時15分から行われ、20分間のセッションで、使用できるタイヤは2セット。#23 GT-Rはクインタレッリが、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は、GT500での富士のコースレコードを持つ千代が出走。#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)はマーデンボロー、#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)はオリベイラがそれぞれアタックドライバーを務めた。

セッション開始と同時に、各車が一斉にコースイン。ピットロードの出口に一番近い場所にピットを構えている日産勢は、先頭集団でコースへと向かっていった。#23 GT-Rが1分28秒611で暫定トップタイムにつけると、続けてアタックに入っていた#3 GT-Rが1分28秒773で2番手に浮上。#12 GT-R、#24 GT-Rも1分29秒台前半のタイムを記録して1回目のアタックを終え、ピットに戻ってきた。

2セット目のタイヤを装着すると、セッションの残り時間が9分を切ったところで、まずは#3 GT-Rと#12 GT-Rが再びコースイン。#12 GT-Rは1分28秒623とベストタイムを更新し暫定7番手に、#3 GT-Rは1分28秒571で暫定5番手につけた。この2台と少しタイミングをずらして、#23 GT-Rと#24 GT-Rがアタックに向かい、#24 GT-Rは1分28秒978まで自己ベストタイムを更新した。すでに2回目のアタックに入っていた#38 LC500が#23 GT-Rのタイムを逆転しており、クインタレッリはこれを追いかける立場になったが、気迫こもる走りで、セクター2では全体の自己ベストタイムを記録。逆転ポールポジションの期待がかかったが、セクター3でわずかにトップに及ばず。それでも1分28秒147までタイムを削り、3位となった。
#3 GT-Rは7位、#24 GT-Rは15位。暫定8番手のタイムを記録していた#12 GT-Rは、ベストラップ中の4輪脱輪の裁定を受け、13位となった。

ロニー・クインタレッリ (#23 MOTUL AUTECH GT-R/予選3位)
「2回のアタックともに、ミスなく走れたと思います。2回目のアタックでは思い切り攻めて、セクター2まではとても良かったのですが、セクター3で僕の攻めの気持ちに対してリヤのグリップが少し足りず、そこでいいタイムを出せませんでした。でもクルマのフィーリングはとてもいいし、決勝に向けてもさらに調子を上げて、優勝したいです」

松田次生 (#23 MOTUL AUTECH GT-R/予選3位)
「今回はアタックの担当はなく、ロニーの走りを見ているだけになりましたが、とても素晴らしい仕事をしてくれました。ウェイトハンデも軽いですし、選んだタイヤも悪くなかったようです。ロニーのタイムの出方を見ても、クルマの調子も良さそうなので、明日は3番手から優勝目指して頑張ります」

公式リザルト:5月3日(木)公式予選

SUPER GT インフォメーション : Round 2