モータースポーツ

2018.04.08

Round 1 OKAYAMA GT 300km RACE

GT500クラス決勝

3台のNISSAN GT-R NISMO GT500が開幕戦でポイント獲得

4月8日に岡山国際サーキットで2018年SUPER GT第1戦決勝レースが行われ、GT500クラス予選8位の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が5位に入賞。#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)が6位、7位に続き、3台のNISSAN GT-R NISMO GT500がポイント獲得を果たした。

サポートレースの開催中に一時冷たい雨が降ったものの、その後一気に晴れ間が広がった決勝日。SUPER GTのグリッドウォークが始まるころには強い陽射しも注ぎ、気温は11℃、路面温度は22℃まで上昇していた。

決勝レースは定刻通りの14時40分にスタートした。2コーナーに入るまでに、#23 GT-Rのクインタレッリと#24 GT-Rのオリベイラがスタートダッシュを見せて2番手、3番手にあがったものの、これにジャンプスタートの裁定が下り、2台はドライブスルーペナルティを受けることに。それぞれがペナルティを消化したことで、代わって4番手までポジションを戻した#3 GT-Rの本山は、着実なペースでこのポジションを守り、39周を終えたところで千代に交代した。

ペナルティを受け順位を下げていた#23 GT-Rと#24 GT-Rだが、ハイペースで他車をかわし、順位を取り戻していく。他車がルーティーンのピット作業に入り始めたこともあり、40周目にはそれぞれ3番手、4番手まで浮上。41周を終えるところで、2台同時にピットインとなった。#23 GT-Rは松田に交代し、暫定6番手、#24 GT-Rは高星に交代して暫定10番手でコースに復帰。ただし、先にピット作業を済ませタイヤも温まっていた#3 GT-Rが#23 GT-Rをかわし、全車のピット作業が終わったところで、#3 GT-Rが6番手、#23 GT-Rが7番手でレース後半に入っていく。ピット作業後いったん順位を下げていた#24 GT-Rも、高星のプッシュで順位を上げ、レース終盤には3台のGT-Rが接近戦を展開。さらに前のマシンにも近づき、4台での5位争いへと続いていった。GT300クラスとの混走で、各車の距離は一進一退を繰り返したが、残り12周となったところで、#23 GT-Rがリボルバーコーナーで#8 NSX-GTをオーバーテイク。予選順位から3つポジションを上げた5位でフィニッシュとなった。

#24 GT-Rは#23 GT-Rに続く6位入賞。#3 GT-Rは接近戦の中で一時は#23 GT-Rをかわした場面もあったが、終盤にタイヤのピックアップ症状が出たことでペースが上がらず。その中でも懸命にプッシュし7位でフィニッシュし、シリーズポイントを獲得した。予選11位スタートの#12 カルソニック IMPUL GT-Rはマーデンボローがスタートドライバーを務め、後半を佐々木が戦ったが、タイヤと路面コンディションのマッチングに苦戦し、14位完走となった。

インタビュードライバー(掲載順)
松田 次生 / 高星 明誠 / 平中 克幸 / 安田 裕信

公式リザルト:4月8日(日)決勝結果

SUPER GT インフォメーション : Round 1