モータースポーツ

2018.04.03

Round 1 OKAYAMA GT 300km RACE

NISMO鈴木監督のレースプレビュー

マシンの準備も順調。開幕戦からポールトゥウィンを目指します

昨年の今頃は苦しい時期でしたが、最終戦で自分たちの目指すようなレースができたので、このオフシーズンはいろいろと反省するべきところ、自信になったところなどを一つ一つ確認してきました。

チームとしては、ここ数年“これ以上はないだろう”というレベルにありましたが、昨年はそれがさらに進化していました。昨年の前半、マシンの方で苦しんだことで、「自分たちで何とかしなければ」というチーム一人ひとりの強い思いが、素晴らしいピットワークやドライバーの走りにつながったのだと思います。みんな本当にプロフェッショナルで頼もしい仲間です。ここであえて何かを変える必要はないと考え、体制変更はしていません。

マシンの方は、オフシーズンにいろいろと確認したことで非常にいい状態まで準備が出来ました。テストなどではレクサス勢が上位を占めたりもしましたが、我々も順位こそトップには入っていませんでしたが、タイム差を見るとそれほど心配するところではないかなと感じています。むしろホンダ勢も上位に食い込んできたりしているので、非常にタフなレースになるでしょう。クルマの差は非常に僅かなので、持ち込みの状態やタイヤ選択、セットアップなど、その時の環境にうまく合わせ込めたチームが上位に行くのではと予想しています。

オフシーズンをいい状態で過ごせましたので、その流れを開幕戦にも持ち込みたい。やはり予選が大事になってきますので、一つでも前のポジション、できればポールポジションを目指し、ポールトゥウィンができるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。

NDDP RACING with B-MAX長谷見監督のレースプレビュー

NDDPのGT500デビューレースを見守ってください

我々NDDP RACING with B-MAXは、GT500に初参戦となります。また、ミシュランタイヤを使って戦うのも初めてになるため、正直なことを言えば、岡山での公式テストの頃にはタイヤに関して悩んでいました。ただし、様々な対策を行い、富士での公式テストでは方向性もわかってきました。「これならいけるだろう」という感じの手応えは掴んでいるので、開幕に向けては順調と言えるでしょう。
とはいえ、1レース経験してみないとわからないことは多い。いま、タイヤというのはそれぐらいレースにおいて重要な位置づけになっています。

公式テストというのは、今シーズン戦うマシンが初めて揃う場ですから、自分たちのマシンがどうだということはもちろんですが、周りの状況もとても気になります。「今の自分たちの位置はこれぐらいだろうか」、「予選はこんな感じになるだろうか」というのが、だんだんと見えてくる頃。そんななかで、岡山と富士、合計4日間のテストが上向きの状況で終えることができたのはホッとしています。

とにかく、GT300クラスの頃と違う戦いですから、そこへNDDPとして入っていくことに、今はワクワクしています。ドライバーに対しても、これまでは様々な状況判断で抑えなければいけなかったところを、思い切って「いけー!」と言うことができますからね。

NDDP RACING with B-MAXとして、岡山は初めてのGT500でのレースになります。今の正直な気持ちは「見守って欲しい」というところ。まずはポイント獲得を目標として、第2戦を皆さんに楽しみにしてもらえるような戦いができたらと思っています。

SUPER GT インフォメーション : Round 1