2017.08.01
第4戦のSUGOは、「あれぐらいは出さなければ」と思っていた結果になりました。ただ、予選であそこまで沈み込んだところからしっかりとリカバリーできたということで、力を出し切れば結果はついてくるんだという自信が、さらについたレースになりました。同時に、予選で本来の位置に行けなかったわけですから、喜んでばかりはいられません。気を引き締めて、何が悪かったのかを今一度見極め、今回のレースで活かしていきたいと思っています。
正直に言うと、開幕からオートポリスまでの3戦は気が重いというか、「またレースが近づいてきたか」という気持ちもありました。それは、自分たちの状態が決していいものではなかったからです。今は、タイヤもクルマも非常にいい方向に進んでいますから、早く結果を出したい、次のレースが待ち遠しいと感じています。
夏の3連戦はインターバルが2~3週間と短いですが、設計を含めてスケジュールに合わせた準備が整っています。もちろん、クルマを壊してしまったりすると大変ですが、幸いにもSUGOでは無傷で帰ってくることができました。レースが始まる前に、「つまらないミスをしたところが負ける。ミスをせずに自分たちの力を100%出そう」と話をしましたが、ドライバーがそれをしっかりとやり遂げてくれました。おかげで通常のメンテナンスだけで次に臨めます。
無傷であのレースを帰ってきた数少ないクルマだと思うので、ドライバーの2人には感謝ですね。
我々もポイントを積み重ね、この富士戦では燃料リストリクターを装着することになりました。若干厳しくなりますが、レクサス勢はもう1ランク進んだところにいる。自分たちが優位にいることを活かして、自分たちよりもランキングが上のマシンに少しでも近づき、逆転できるようにしっかりとポイントを獲っていきたいと思います。GT-Rの中でも軽量の12号車や24号車は積極的にトップを狙ってくるでしょう。我々もそれについていき、好結果を重ねていきたいと思います。
たくさんの応援、よろしくお願いします!