モータースポーツ

2016.08.23

Round 6 45th International SUZUKA 1000km RACE

NISMO鈴木監督のレースプレビュー

総合力を活かして、より上のリザルトを目指します

鈴鹿1,000kmレースは、ここ何年か勝ってはいないのですが、予選でもポールポジションを獲ったりしていますので、苦手なサーキットではありません。毎年シーズン中盤戦のこの戦いには、それなりにポイントを獲得してウェイトハンディを積んだ状態で臨んでいますから、それで結果を出すのが難しかったのだと思います。今年のテストでも内容が良かったので、ドライバー含め、苦手意識は全くありません。

前回の富士ラウンドで8ポイントを獲得し、鈴鹿には100kgのウェイトハンディを積んで挑むことになりました。これはシーズン前に計画していたポイント獲得目標でもあります。「鈴鹿はフルウェイトで戦う」ということを想定して、テストでも100kgを積んで走っていました。正直に言えば、100kgは厳しいウェイトですが、ウェイトを積んだ分だけクルマは遅くなるのではなく、例えばウェイトをどこに積むかでプラスに変えられる部分もあったりします。ここ何戦かでそういうことをやってきて、成果としても出ていますので、重いことは大変ですが期待していただいてもいいと思います。

1,000kmレースは戦略も重要になってきますが、今年はピットワークの回数が決められているので、従来よりは作戦の幅が狭くなってしまいます。しかし、ピットインのタイミングやピットワークの速さといった、我々チームの特色である総合力を出しやすいレースです。まずはライバルたちよりも前にいること。シリーズランキングの2位、3位につけているチームよりも前でゴールすることを目標に、できれば表彰台にあがりたいと思っています。真夏の長時間レースになりますが、応援をよろしくお願いします。

SUPER GT インフォメーション : Round 6