モータースポーツ

2016.04.05

Round 1 OKAYAMA GT 300km RACE

NISMO鈴木監督のレースプレビュー

磐石の体制で、開幕優勝を目指します

今シーズン、我々はディフェンディングチャンピオンであると同時に3連覇への挑戦者でもあります。こういったチャンスはなかなか巡ってこないと思うので、チームにとっても大きな記録ではありますが、ドライバー2人にこの記録を作らせてあげたい。そのために、我々がしっかりとサポートしていかなければと思っています。「チャンピオン」という目標はいつも持っていますが、さらに大きな記録が目標として加わったことで、非常にやりがいを感じています。ただ、堅くなってもいけないので、1戦1戦を大事に、初心にかえって戦っていきたいと思います。

オフシーズンのテストに関しては、計画通りにマシンの開発も進んでいますし、チームの仕上がりも順調です。やれることは全てやって、非常にいい準備が出来ています。公式テストではあまりいいポジションにつけることができなかったのですが、レース本番とは状況が異なる部分もあったので、この週末は違った展開になるのではと考えています。今年はシャシーに関して開発凍結されましたが、それはどのメーカーも同条件ですし、むしろ我々としては去年アドバンテージを持っていたと思うので、有利に働いていると思います。一方でタイヤやエンジンの開発が今シーズンの行方を握る鍵になりますので、ここは妥協なしに目一杯やらなければいけません。他社さんもリベンジをかけて挑んできますので、負けないように取り組んでいきたいと思います。

チーム体制は、昨年と全く変わりません。昨年はシーズン序盤や中盤でいろいろな課題があり、結果を残せないレースがいくつかありましたが、終盤の2戦はこれ以上ないチーム力を発揮できました。あの状態を維持していければ隙はありません。かなり良い結果を期待できると思っています。ドライバーの速さももちろんですが、ピットワークなどの総合力で開幕戦の勝利を目指します。岡山ではここ数年勝てていませんし、ブリヂストンタイヤが好調のようですが、ミシュラン勢もうまく連携して彼らに割って入りたいですね。『開幕戦で勝つとチャンピオンを獲れない』なんていう話を聞いたことがありますが、そんなジンクス破りをしたいと思います。今シーズンも、たくさんの応援をよろしくお願いします!

SUPER GT インフォメーション : Round 1