モータースポーツ

2026.06.10

ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE
第3戦 NAPAC 富士24時間レース

#81 DAISHIN GT-R GT3が総合2位 / ST-Xクラス2位表彰台を獲得
#25 日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4は、ST-Zクラスで富士24時間を2連覇

6月5日(金)~6月7日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)

6月5日(金)~6月7日(日)、静岡県の富士スピードウェイでENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEの第3戦「NAPAC 富士24時間レース」が開催されました。日産勢はST-Xクラスに1台のNissan GT-R NISMO GT3、ST-Zクラスに2台のNissan Z NISMO GT4が参戦。#81 DAISHIN GT-R GT3(大八木龍一郎/坂口夏月/木村偉織/徳升広平/藤波清斗)が総合2位 / ST-Xクラス2位で表彰台を獲得。#25 日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/松田次生/ロニー・クインタレッリ/柳田真孝)が昨年に続きST-Zクラス優勝を果たしました。今年の富士24時間レースには、ST-Xクラスに7台、ST-Zクラスには11台、11クラス全62台が参戦し、3日間の延べ来場者数が6万4900人と過去最高の盛り上がりを見せました。

 
 

予選日の6月5日(金)、曇り空のもと決勝のスターティンググリッドを決める予選が行われました。ST-Xクラスは過去2回富士24時間レースを総合優勝し、801周という歴代最多周回記録を持つ#81 GT-Rが今季初参戦し、総合のポールポジションを獲得。Aドライバーの大八木龍一郎とBドライバーの坂口夏月が、ともにトップタイムを記録する好調な出だしとなりました。ST-Zクラスは#25 Z GT4がクラス2番手、#20 NANIWA DENSO IMPUL with マツモトキヨシ Z(松本貴志/大木一輝/平峰一貴/ジュール・カズキ・トレルイエ/ベルトラン・バゲット)がクラス4番手と好位置につけました。

 
 
 
 

決勝は6月6日(土)15時よりスタートし、シーズン最長の戦いが幕を開けました。#81 GT-Rは坂口がポールポジションからスタートし、序盤はトップをキープします。接近戦が続くなかで一時は4番手に後退しますが、ライバル陣営がピット作業を終えた時点で2番手に浮上し、以降は長時間2番手を走行することになりました。

 
 
 
 
 

ST-Zクラスでは、#25 Z GT4がトップのすぐ後ろにつける2番手をキープ。#20 Z GT4はひとつ順位を落として5番手を走行します。最初のピット作業を終え、#25 Z GT4はクラストップに立ちましたが、夜間走行を前にライバルの#52 Toyotaと一進一退のバトルを展開。しかし、#52 Toyotaはペナルティストップ60秒を科され、#25 Z GT4がリードを拡大しました。夜間走行が始まるタイミングの第3スティントでは、今大会の助っ人ドライバーとして加わったSUPER GT GT500クラスチャンピオン経験者のクインタレッリが49周を走行。クインタレッリはスーパー耐久を運営するスーパー耐久未来機構のエグゼクティブドライビングアンバサダーも兼任しており、レース前には外国人ドライバーへの講習会の講師も担当しました。また、普段は#25 Z GT4の監督としてチームを率いる柳田も、今大会ではドライバーとしてエントリー。実際に走行する機会はありませんでしたが、SUPER GT GT500クラスチャンピオン経験者として、チームの精神的な柱といえる存在感を見せました。

その後の夜間走行では、昨年の富士24時間にも参戦し、SUPER GT GT500クラスでも同チームでステアリングを握るベルトラン・バゲットが#20 Z GT4で力走を見せ、クラス2番手に浮上。日付変更のタイミングとなる開始9時間後にはNissan Z NISMO GT4が1-2体制を構築しました。

 
 
 
 
 
 

レースの折り返しとなる12時間経過時点では、#25 Z GT4と#20 Z GT4、ライバルの#52 Toyotaがピットタイミングによって順位を入れ替える混戦模様に。#25 Z GT4は15時間経過の直前に、全車に義務づけられている10分以上のピットイン作業を1度行う“メンテナンスタイム”を利用してブレーキ交換を含む車両メンテナンスを実施。メカニックによる迅速な作業でコースへ復帰しました。そしてAドライバーの大塚が早朝にダブルスティントとなる72周を走破しました。

ST-Xクラスも夜明けまでにライバル3台とピットインごとに順位を入れ替えるほど差が少なく目の離せない展開となっていたものの、ライバルはタイヤバーストや接触などで後退。#81 GT-Rは同一周回の#23 Mercedesとピットインごとに変わる総合トップ争いを演じます。朝方メンテナンスタイムを終えた#81 GT-Rは、レース終盤、雨が降ったり止んだりというコンディションでウェットタイヤを装着。ところが雨はそれ以上強くならず、あらためてドライタイヤに戻すことに。終始2番手から総合優勝のチャンスをうかがい続け、じわじわと差を詰めていきます。残り35分、再び雨が強まったタイミングで#81 GT-Rは最後のピットインを敢行。再度ウエットタイヤを履き、逆転勝利を狙いましたがライバルに追いつくことは叶わず2位でフィニッシュ。トップと同一周回となる793周を走破し、総合2位 / ST-Xクラス2位の表彰台獲得となりました。

 
 
 

ST-Zクラスでは、#20 Z GT4のAドライバーを務める松本が、レース終盤の雨が降ったり止んだりの天候で路面が刻一刻と変わる状況のなか、スリックタイヤでの走行を継続。タイヤカスが多く散乱するライン外から下位クラスの車両を追い抜く、ST-Xクラスの車両にラインを譲るといった非常に難しい状況を切り抜けました。#25 Z GT4は、終盤までクラストップ争いを演じ、こちらもレース残り30分でウェットタイヤに交換するも、トップを行くライバルの#52 Toyotaもこれに反応しウェットタイヤに交換。ライバルがそのまま逃げ切ったかに思われましたが、#52 Toyotaにピット作業違反によるタイムペナルティが科せられ、#25 Z GT4が逆転優勝を果たしました。#25 Z GT4にとっては今季初優勝、開幕戦から表彰台を外さない安定した強さを見せました。また#25 Z GT4は、富士24時間レースST-Zクラスの2連覇も達成しました。#20 Z GT4はクラス4位で完走を果たしました。

 
 
 

大八木龍一郎(#81 DAISHIN GT-R GT3)
「全員が“絶対に勝ちたい”という気持ちで臨んだレースでした。優勝を目指していくだけだったので、だからこそ悔しさでいっぱいです。クルマのペースもとても良かったですし、チームとしても本当に良くまとまっていた週末だったと思います」

 
 

大塚隆一郎(#25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4)
「予選からずっと2番手だったので、まさかこんなことになるとは思っていませんでした。ミスなく走って自分たちのレースをした結果だと思います。いい結果になって本当に良かったです」

 
 

公式リザルト:Rd.3 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

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