モータースポーツ

2025.07.29

ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE
第5戦 スーパー耐久レース in オートポリス

ST-3クラスで#16 岡部自動車フェアレディZ34が優勝
#15 岡部自動車フェアレディZ34が2位に入り
ST-3クラスの1-2フィニッシュを達成

7月26日(土)~7月27日(日) オートポリスインターナショナルレーシングコース(大分県)

7月26日(土)~7月27日(日)、大分県のオートポリスインターナショナルレーシングコースにおいて、ENEOS スーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE 第5戦「スーパー耐久レース in オートポリス」が開催されました。

スーパー耐久シリーズのST-Zクラスには3台のNissan Z NISMO GT4が年間エントリーをしていますが、今大会でST-Zクラスはスーパー耐久シリーズの大会ごとに設定される不参加クラスに該当したため、日産勢としてはST-3クラスに日産フェアレディZ NISMO RCの2台のみのエントリーとなりました。そして、#16 岡部自動車フェアレディZ34(田中徹/清水啓伸/三宅淳詞/小松響)が優勝し、#15 岡部自動車フェアレディZ34(前島秀司/長島正明/銘苅翼/元嶋成弥)が2位表彰台を獲得しました。

 

26日(土)、沖縄地方に台風が近づいていることもあり、7月にしては涼しく、少し風が強いなかで公式予選が行われました。予選順位はAドライバーとBドライバーの合算タイムで決まり、#15 ZのAドライバーを務める前島がクラス2番手を1.7秒引き離す好タイムをたたき出し、Bドライバーの長島と合算でクラスポールポジションを獲得。#16 Zもクラス2番手のポジションを獲得し、ST-3クラスで予選1-2を独占しました。

 
 
 

決勝レースが行われた27日(日)は、曇りながらもスタート前には時折小雨が降る天候となりました。しかし気温は28度と高めで、風がやや強く吹いていることから路面はウェットとはならず、ドライコンディションでのレースとなりました。午前11時にフォーメーションラップがスタートし、第2戦鈴鹿大会以来の5時間レースが開始されました。
スーパー耐久シリーズは予選タイムにより、クラス混合でグリッドが決まります。ポールポジションの#15 Zは予選タイムが好調だったため、クラス2番手の#16 Zとの間に他クラスのマシン7台を挟んでスタート。大きく順位の変動がないままレースは順調に進み、38周目に#15 Zはスタートを担当した元嶋から前島に、その後39周目に#16 Zはスタートドライバーの清水から三宅にドライバーチェンジを行いました。

 
 
 

レースは折り返し直後の2時間36分を経過したタイミングでクラッシュ車両が発生。フルコースイエローが導入され、後にセーフティカー(SC)へと移行します。SCが導入された直後のタイミングで#15 Zがピットイン。ドライバーを銘苅に交代します。翌78周目には#16 Zがピットインを行い、田中がステアリングを握ります。田中はレース残り53分時点でスティントを終え、フィニッシュを小松へ託します。その3周後、115周を終えた#15 Zが最後のピット作業を実施。岡部自動車の代表でもある長島が最終スティントを担当します。しかし、#15 Zにはシートに関するトラブルが発生しており、その調整とピット作業で若干タイムをロスしたために、クラス2番手を走る#16 Zが急接近。残り30分の時点で#16 Zが#15 Zをオーバーテイクし、順位が入れ替わりました。

 
 

2台が競り合うことでライバルの接近を避けるため、お互いに無理はせずクリーンな走行に徹し、そのままの順位でチェッカーフラッグ。岡部自動車がST-3クラスの1-2フィニッシュを達成しました。クラス優勝した#16 Zは総合順位でも9位に食い込んだほか、#15 Zは3周目に2分3秒007でクラスファステストラップを記録しました。

 

三宅淳詞(#16 岡部自動車フェアレディZ34)
「スタート時からトラフィックが多くて、チームメイトの15号車に差をつけられてしまったのですが、SCのタイミングでは総合トップの前に出ることができたりし、運と流れを味方につけるレースができました。次戦の岡山もクルマとしては苦手ではないコースだと思うので、みんなで力を合わせていいレースをしていきたいです」

公式リザルト:Rd.5 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

SUPER TAIKYU トップ