モータースポーツ

2020.12.14

ピレリスーパー耐久シリーズ2020 第5戦

2台のGT-Rが3戦連続表彰台

12月12~13日 オートポリス(大分県)

12月12日(土)~13日(日)、オートポリスでピレリスーパー耐久シリーズ第5戦「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」が開催され、ST-Xクラスに出場している#9 MP Racing GT-R(JOE SHINDO/柴田優作/影山正美/富田竜一郎)が2位、#81 DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/星野一樹/大八木龍一郎/藤波清斗)が3位となり、2台のGT-Rが表彰台を獲得しました。

冬場の開催となった今大会。オートポリスは標高も高いことから、朝は気温が10℃を下回るほどの寒さでした。路面温度もあまり上がらず、公式予選はタイヤのウォームアップが難しいコンディションとなりましたが、Bドライバー予選では#9 GT-Rの柴田がトップタイムをマーク。#81 GT-Rの星野が僅か0.076秒差で2位のタイムを記録しました。AドライバーとBドライバーの合算タイムによって決定するスターティンググリッドは、#9 GT-Rが4番手、#81 GT-Rが5番手でした。

 
 

決勝日は冬晴れの空が広がりましたが、依然として気温と路面温度は低く、フォーメーションラップを3周走行したのちに5時間の耐久レースがスタートしました。スタートを務めたのは#9 GT-RはSHINDO、#81 GT-Rが大八木信行。それぞれミスなく走り切ると、#9 GT-Rは影山に、#81 GT-Rは藤波に交代しました。

2時間を経過したところで、#9 GT-Rと#81 GT-Rの差は約3秒。藤波はそこから影山との差をじわじわと削っていきます。影山も巧みに要所を抑え、テールトゥノーズの接近戦は周回遅れの車両をかわしながら数周続きました。結局、影山は順位を落とすことなく2位をキープしてピットイン。柴田にドライバー交代します。#81 GT-Rはその数周後にピットに向かい、星野へと交代しました。

 
 

第3スティントでは、柴田が星野とのギャップを広げて最終ドライバーの富田にバトンタッチ。#81 GT-Rも同じ周にピットインし、最終スティントで再び藤波がステアリングを握ります。ピットイン直前では2台の差は10秒以上開いていましたが、#81 GT-Rがピット作業でその差を削り、5秒ほどになります。終盤まで安定したラップタイムを並べた#9 GT-Rに対し、#81 GT-Rの藤波はペースが下がってしまい、最終的には1分近い差が開いてしまいました。それでも順位を守り切り、#9 GT-Rが2位、#81 GT-Rが3位でチェッカーを受け、第3戦から3戦連続で2台のGT-Rが表彰台を獲得しました。

ポイントランキングでトップにつけている#888 メルセデスAMGが今大会4位となったため、ランキング2位の#9 GT-R、3位の#81 GT-Rはともにポイント差を縮めて最終戦に挑みます。

ST-3クラスには4台がエントリーし、2台のフェアレディZが参戦。#15 岡部自動車RECAROフェアレディZ(長島正明/小松一臣/たしろじゅん)がクラス4位からスタートし、#244 QUEEN EYES 34Z(田中徹/三宅淳詞/田中哲也)を逆転して3位フィニッシュ。第2戦SUGO大会以来の表彰台を獲得しました。

 
 

公式リザルト:Rd.5 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

SUPER TAIKYU トップ