モータースポーツ

2020.11.04

ピレリスーパー耐久シリーズ2020 第3戦

GT-Rが2台揃って表彰台獲得

10月31~11月1日 岡山国際サーキット(岡山県)

10月31日(土)~11月1日(日)、岡山国際サーキットでピレリスーパー耐久シリーズ第3戦「スーパー耐久レースin岡山」が開催され、ST-Xに出場している2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が表彰台を獲得しました。

第2戦同様に全8クラスを2つに分け、それぞれ3時間レースを行うというレースフォーマットで開催された第3戦。ST-Xクラスには#9 MP Racing GT-R(JOE SHINDO/柴田優作/影山正美/井上恵一)と#81 DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/星野一樹/大八木龍一郎/藤波清斗)の2台が出場しました。公式予選は31日に行われ、#81 GT-RはBドライバー予選で3番手の好タイムを記録しましたが、総合結果は6位。#9 GT-Rも5位と後方からのスタートとなりました。

 
 

1日午後の決勝レースは快晴の下でスタート。#9 GT-RはSHINDOが、#81 GT-Rは大八木信行がスタートドライバーを務めました。スタートから10分ほどが経過したところで、ST-Xクラスの上位を走る#888メルセデスAMGがクラッシュを喫し、セーフティカー(SC)が導入されます。15分以上の先導走行を終えて、14周目にレースが再開。ジェントルマンドライバーのSHINDOと大八木は50分を走り切ると、それぞれ柴田と星野に交代しました。

2台のGT-Rは、第2スティントで接戦を展開します。#81 GT-Rの星野は再三オーバーテイクを試みますが、なかなか#9 GT-Rの柴田を攻略することができません。そこで#81 GT-Rは早めのピットイン戦略に出ます。第3スティントを託された藤波は好ペースで周回を重ね、自分たちよりも17周後にピットに向かった#9 GT-Rを逆転しました。

クラス後方からスタートした2台でしたが、上位の1台がクラッシュにより戦線離脱、他の2台もピットインの戦略で逆転に成功しており、78周目には#81 GT-Rが2位、#9 GT-Rが3位につけました。トップとは30秒を超える差がついていたため残念ながら優勝には届きませんでしたが、終盤までペースを緩めることなくプッシュし、チェッカー。GT-Rが2台揃って表彰台を獲得しました。#81 GT-Rは開幕戦の富士24時間に続き2度目、#9 GT-Rも第2戦に続き2戦連続での表彰台獲得となりました。

 
 

4台で争われたST-3クラスには2台のフェアレディZが参戦。#15 岡部自動車RECAROフェアレディZ(長島正明/小松一臣/たしろじゅん/山崎学)が 3戦連続の表彰台を狙ってクラス2番手からスタートしましたが、序盤のSC導入中に行ったピット作業が裏目に出てしまい周回遅れになってしまいました。クラス4番手からスタートした#244 QUEEN EYES 34Z(田中徹/三宅淳詞/田中哲也)も同様に周回遅れになってしまいましたが、ハイペースで追い上げ3位表彰台を獲得。#15 Zは4位でした。

 
 

公式リザルト:Rd.3 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

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