モータースポーツ

2018.07.18

Round 4 TKU スーパー耐久レース in オートポリス

スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが今季初優勝

7月14~15日 オートポリス(大分)
真夏の太陽が照りつける7月14~15日、九州・阿蘇外輪山に位置するオートポリスにおいて、ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018第4戦「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」が開催され、#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)がポールスタートから今季初優勝。2位にもポイントリーダーの#99「Y's distraction GTNET GT-R」(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)がゴールしてNISSAN GT-R NISMO GT3が1-2フィニッシュを飾った。

5時間レースとして行われた今大会には全7クラスに計51台のエントリーがあり、日産車はFIA GT3車両を使用するST-Xクラス(全9台)に3台のNISSAN GT-R NISMO GT3、排気量2001~3500ccで後輪駆動のST-3クラス(全8台)クラスに3台のフェアレディZが参戦した。

14日に行われた公式予選はA、Bドライバーのベストタイムの合算で競われ、30kgのハンディウェイトを搭載する#24 GT-Rが開幕戦以来のポールポジションを獲得。ハンディ0kgの#3「ENDLESS GT-R」(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/銘苅翼)が2位につけ、フロントローを独占した。また今回60kgのウェイトを搭載する#99 GT-Rはウェイトも効いて7位からのスタートとなった。

 
 

15日、薄いガスがかかった晴天で気温26℃というコンディションの11時39分、5時間耐久レースのスタートが切られた。序盤は先頭を行く#24 GT-Rの藤井を#81 アウディR8が追う展開となり、また5台による激しい3位争いが展開されスタンドが沸いた。やがて藤井は26周目にはトップを#81 アウディに譲ったが、最初のピット作業で逆転し、交代した平峰が44周目には再びトップに立ち独走態勢を築いていった。2回目のルーティーンピット時にいったんトップを譲るも、交代した内田が87周目にはトップに立ち、その後は一度もトップを譲らず、最後は平峰にステアリングを託した。

今回は決勝中には大きなアクシデントもなく、一度もセーフティカーが導入されない展開となり、平峰は156周でトップチェッカーを受けて今季初優勝。2位には#3 GT-Rがゴールしたが、ピット作業での違反がありゴール後30秒のペナルティが加算され5位となった。代わって2位に繰り上がった#99 GT-Rが22.5点を加算し、次戦・もてぎでタイトル確定の可能性が高まった。

なおST-3クラスでは、#15「岡部自動車 GO&FUN T-MANZ34」(長島正明/小松一臣/藤原誠/桧井保孝)がクラス5位に入賞した。

 
 

藤井誠暢(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R / 決勝優勝)
「決勝のセッティングも決まり、義務付けられた3回のピット作業で済ませることができました。ようやく今年初の優勝ができて正直ホッとしています。今回は日産自動車大学校愛媛校の学生と一緒に戦いましたが、これが愛媛校にとっての初優勝。先日の西日本豪雨の被害に遭った学生はいませんでしたが、愛媛の被災地に少しでも明るい話題になれたのではないかと思います。富士24時間をスキップしたこともありチャンピオン争いに食い込むことは難しいかもしれませんが、残り2戦頑張ります」

公式リザルト:Rd.4 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

SUPER TAIKYU トップ