モータースポーツ

2019.08.02

スパ24時間レース

スパ24時間レース

スパ24時間レースで2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が完走

伝統の「スパ24時間レース」がインターコンチネンタルGTチャレンジの第3戦及びブランパンGTシリーズ第7戦としてベルギーのスパ・フランコルシャンで行われ、ニスモのGT3オフィシャルパートナーチームであるKCMGから2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦した。

今年、このレースに出場したのは72台ものGT3カー。25日(木)には、各チームのドライバー全員のアタックタイムの平均で競われる予選が行われた。松田次生、千代勝正、ジョシュ・バードンというドライバーラインナップで挑む#35 GT-Rは、15位のタイムで翌日のスーパーポール進出を決めた。アレクサンドラ・インペラトーリ、オリバー・ジャービス、エドアルド・リベラティの3人がドライブする#18 GT-Rは、28位となった。

26日(金)に行われたスーパーポールでは、#18 GT-Rは千代がアタックを担当。20台中17番手のタイムを記録したが、ピットアウトの指定時間(制限時間)に遅れてしまったことからペナルティを受け、20位からスタートすることになった。

決勝レースは、スタート前に強い雨が降り出したためセーフティカー先導で始まった。#35 GT-Rは千代がスタートを担当したが、10周目にコース上のオイルに乗ってしまいコースアウト。復帰する際に後続でスピンした車両に接触され、マシンにダメージを負ったことからピットへ戻り、修復に時間を費やすことになった。

レースは、アクシデントや雨のため、フルコースイエロー(FCY)とセーフティカーが複数回導入され、#18 GT-Rはトップとの差を大きく広げることなく周回。#35 GT-Rもマシン修復後、着実に周回を重ねていった。現地時間の明け方に豪雨となり赤旗中断。約6時間後に再開したときには、#18 GT-Rが25位、#35 GT-Rは46位を走行していたが、ここからそれぞれ20位、40位までポジションアップ。さらに終盤、上位陣のクラッシュにより順位を上げ、#18 GT-Rは18位、#35 GT-Rは39位で24時間レースのゴールを迎えた。

次戦のインターコンチネンタルGTチャレンジ(第4戦)は、8月25日に「鈴鹿10H」として行われる。

松田次生(#35 GT-R/39位)
「スパ24時間レースを走り切ることができました。このレースがとても難しいレースであることを実感しましたが、ポジティブな部分も発見しました。このような素晴らしいレースに参戦する機会を与えてくれたKCMGに感謝します。また来年、さらに強くなってこのレースに挑みたいと思います」

千代勝正(#35 GT-R/39位)
「序盤に運悪く他車とぶつかって数周をロスしてしまいましたが、そのあとはトップ集団と変わらないラップタイムで走ることができました。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、ピット作業はいつも迅速で、ロスを少し取り戻すことができました。次戦の鈴鹿10Hを楽しみにしています」

ポール・イップ KCMGチーム代表(#18 GT-R/18位、#35 GT-R/39位)
「初めてのスパ24時間挑戦に、非常に満足しています。アンラッキーなこともありましたが、そこからどのように改善していくべきか、そしてさらに強くなる術を学びました。天気がもう少し我々に味方してくれたら、違う結果だったかもしれません。次戦の鈴鹿10Hは、日産にとってホームイベント。我々にとっても大きな戦いです。次に向けても頑張ります」

公式リザルト:決勝結果

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