モータースポーツ

2019.04.10

Intercontinental GT Challenge
Round 2 CALIFORNIA 8 HOURS

インターコンチネンタルGTチャレンジ : カリフォルニア8時間レース

カリフォルニア8時間レースで、NISSAN GT-R NISMO GT3が速さを見せる

ニスモのGT3オフィシャルパートナーチームであるKCMGが、インターコンチネンタルGTチャレンジの第2戦となるカリフォルニア8時間レースに参戦。予選、決勝共にNISSAN GT-R NISMO GT3が速さを見せた。

カリフォルニア8時間レースは、アメリカのカリフォルニア州モントレーにある、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカが舞台。名物コーナーのコークスクリューを含む、テクニカルな中低速コースだ。今大会にはGT3車両が16台、GT4車両が3台、GT Cup車両が1台の計20台が参戦した。KCMGの2台は、#18 GT-Rがアレクサンドラ・インペラトーリ、オリバージャービス、エドアルド・リベラティ、#35 GT-Rが千代勝正、アレックス・バンコム、ジョシュ・バードンというドライバーラインナップとなった。

レースは3名のドライバーの平均タイムで争われる予選、その上位10台がポールポジションを競うトップ10シュートアウト、そして8時間の決勝レースとなる。3月29日(金)に行われた予選で、GT-R勢は、#18 GT-Rがトップタイムをマーク。#35 GT-Rが9位に入り、2台そろってトップ10シュートアウトに進出した。このセッションでは#35 GT-Rのタイムアタックを任されたバンコムが気迫こもる走りで2番手タイムを刻み、フロントローポジションを獲得。インペラトーリがアタックした#18 GT-Rは9位となった。

決勝レースは30日(土)の午前8時30分にスタート。#35 GT-Rのスタートドライバーを務めたバンコムは、スタート直後にトップを奪うと、一気にリードを広げて独走態勢を築いた。一時、2位以下との差を7秒ほどまで広げ、バードンに交代したが、ピット作業に手間取り他車の逆転を許してしまう。次の千代のスティントで数台を抜き返したものの、レース後半にはマシンのフロアパネルが外れかかるトラブルに見舞われ、この修復に時間を費やすことに。最終的にチェッカーフラッグは受けたものの、12位という結果になった。#18 GT-Rは9位でフィニッシュした。

インターコンチネンタルGTチャレンジの次戦は、7月28日にベルギーのスパ・フランコルシャンで行われる。

千代勝正コメント
「今回はインターコンチネンタルのなかでも比較的時間の短い8時間レースでしたが、それだけにトラブルが出た時点で勝負権を失ってしまう、苦しいレースでした。この選手権に出ているドライバーやチームのレベルも高く、ワンミスも許されない戦いです。予選の結果が良く、決勝レースも序盤はリードできていて、上位フィニッシュもできたレースでした。タイヤのたれに対するマネージメントも、今回は重要でしたね。まだノートラブルで終えたレースがなく、チームのみんなが悔しい思いをしています。次のスパ24時間はもっと過酷なレースなので、チーム全体でレベルアップして臨みたいと思います」

公式リザルト:3月30日(土)決勝結果

カスタマーレーシングトップ