モータースポーツ

2018.05.15

THAILAND CHANG INTERNATIONAL CIRCUIT

18年型GT3がブランパンGTシリーズアジアで初表彰台

ブランパンGTシリーズアジアの第2大会(第3戦、第4戦)が、5月11日からタイ・ブリラムのチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、KCMGから参戦している2018年型NISSAN GT-R NISMO GT3が初表彰台を獲得した。

今大会には30台がエントリー。うち19台がGT3車両で、KCMGから2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参加している。松田次生/谷口行規組の#18 GT-Rが参戦するPro/Amクラスが8台、シルバークラスが9台、Am/Amクラスが2台という内訳だ。

#18 GT-Rは第3戦は総合16番手からのレーススタートになった。スタートドライバーを務めた谷口が11位までポジションを上げ、16周を終えて松田へバトンタッチ。松田は#18 GT-Rを総合6位まで引き上げることに成功し、Pro/Amクラス2位表彰台を獲得した。第4戦では、総合8番手スタートから前半スティントを担当した松田が3位までポジションを上げて谷口へとつなぎ、最終的に総合4位/クラス2位と、2戦連続でクラス表彰台を獲得した。

松田と谷口はそれぞれ、「2レースとも、順位を上げるために懸命にプッシュしましたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれました。総合順位でもトップ3でレースを終えたかったのですが、総合4位、クラス2位というのもいい結果です。谷口選手が次戦以降もいいレースをしてくれると思います。KCMGから、ブランパンGTシリーズアジアで新しいNISSAN GT-R NISMO GT3をドライブするのはとても楽しかったです」(松田)、「どちらのレースでも接近戦になり、この週末で学ぶことがたくさんありました。松田選手は順位を上げるのに素晴らしい仕事をしてくれたし、表彰台に上がれてうれしいです」(谷口)とレースを振り返った。

シルバークラスではさらに素晴らしい結果がもたらされた。エドアルド・リベラティ/フローリアン・シュトラウスの#23 GT-Rは、予選8位からスタートした第3戦では電気系トラブルに見舞われ、表彰台争いのチャンスを逃してしまった。挽回を誓った第4戦では、10番グリッドからシュトラウスがスタートドライバーを担当。6位まで順位を上げたが、トラックリミットを超えたためドライブスルーペナルティを課され一時順位を後退した。しかし後半スティントのリベラティは、激しいプッシュの末に大きく順位を回復。総合3位でフィニッシュし、18年型GT-Rの初表彰台獲得を果たした。

シュトラウスは「第3戦はうまく行きませんでしたが、第4戦でポテンシャルを示すことができてうれしいです。残念ながら私のミスで、新型GT3の初優勝を逃してしまい、チームとNISMOに申し訳ない気持ちです。しかし、この週末にはポジティブなこともたくさんありました。レースペースは本当に良かったです」と週末を振り返り、第4戦で追い上げたリベラティは「第4戦は本当に素晴らしかったです。ペナルティで、15番手から走り始めましたが、自分のキャリアの中でも最高なレースのひとつになりました」と喜びを語った。

公式リザルト:Rd.3 決勝結果
公式リザルト:Rd.4 決勝結果

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