2018.04.25
ブランパンGTシリーズのエンデュランスカップが、4月20日にイタリアのモンツァで開幕し、NISSAN GT-R NISMO GT3オフィシャルパートナーチームであるGT SPORT MOTUL Team RJNから2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦した。うち1台は2018年モデルで、今回がヨーロッパでのデビューレースとなった。
3時間レースとなる今大会には12ブランドのGT3車両、計54台が参戦した。そのうち、25台が戦うプロクラスに2018年型のNISSAN GT-R NISMO GT3(#23 GT-R ルーカス・オルドネス、アレックス・バンコム、マット・パリー)が出場。9台がエントリーするシルバーカップには2015年モデル(#22 GT-R リカルド・サンチェス、ストゥルアン・ムーア、ジョーダン・ウィット)が参加した。
予選は3名のドライバーの平均タイムで争われるが、#23 GT-RはQF2でルーカス・オルドネスがセッショントップタイムを記録。総合結果で予選10位となった。しかし、フォーメーションラップのスタート時にシフトトラブルが発生し、#23 GT-Rはピットからのスタートを余儀なくされてしまった。スタートドライバーを務めたアレックス・バンコムは渾身の走りで自身のスティントで32台を抜き、21位までポジションを回復することに成功した。
しかし、#23 GT-Rはその後再びマシントラブルに見舞われ、残念ながら順位を下げることになってしまった。
バンコムはこの週末について「予選ではトップ10に入れて素晴らしい結果でした。残念ながらピットスタートとなり、前のマシンを追い抜くために必死に戦わなければなりませんでしたが、最初の5~10周は非常にエキサイティングでした」と振り返った。
「我々はマシンについてたくさんのことを学びましたし、数週間後のシルバーストンで活用できる走行データを集めることもできました。NISSAN GT-R NISMO GT3は、シルバーストンを得意としています。数年前には僕もポールポジションを獲得していますし、ここで表彰台に立つことができれば嬉しいです」
#22 GT-Rにとっても、開幕戦は大変な戦いになった。リカルド・サンチェスがレースの序盤に他車と接触し、ピットに戻ってくることになり、その後ジョーダン・ウィットが再び走り出したが、マシントラブルが発生しリタイアとなった。
ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップのシルバーストン大会は、5月18~20日に開催される。