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N-BLOOD(Club NISMO会報誌・5月下旬発行予定)
テスター : 木下隆之
「実際に完成したZチューンは、かなり獰猛である。それもそのはず、「サーキット最速狙いです」と開発担当者がはっきりとそう言うように、スペック的にも価格的にも熱い思いを注ぐことで、コンプリートとして仕立てているのだ。作り込みは、レーシングカーの手法に習ったもの。常人に簡単に扱える代物ではないことは、必然なのである。
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2.8リッターの500馬力オーバーユニットが、4000回転を境に、狂った猛牛のようなトルクを爆発させる。すると、体の中の血液がシートに押し付けられるような感覚に陥る。ハイパワーマシンの経験のあるドライバーであっても、その加速感に慣れるまでには、そうとうの時間を要することだろう。ただ者じゃない。E−TSのトルク配分は、パワーフィールに合わせてフロント気味にセットされている。したがって、派手なテールスライドには簡単には陥らない。だが、フロント寄りに駆動トルクが伝わると、急激にアンダーステアに転じて驚かされることもあった。4WDだといっても、簡単に手なずけられるほど甘くはないのだ。できれば、本来の活動エリアであるサーキットで、性能のすべてを引き出してみたいと思った」

XaCar(6月号)
テスター : 土屋圭市
「オレは同じ値段のフェラーリより、Zチューンを選ぶ。1,700万円は決して高くない。見た目がGT-Rという別のクルマといっていい。オレの理想のGT-Rにかなり近いところにある。あとは、クルマの良さに加えて1年の保証がつくというのも評価するポイント。500馬力っていったら、街のチューニング屋でもできる。でも普通は壊れたら、残念でした、で終わりだけど、Zチューンはそれをしなかった。やっぱりワークスが本気を出すとスゴイよ」

REVスピード(6月号)
テスター : 松田秀士
「乗るのがとっても楽しみだったんだけど、その印象はイイ意味で不良。エンジンは4000回転あたりから2速だとリアタイヤだけでは受け止められないパワーが出てくるし、ボディもフロントのストラット部の補強が強烈で安心感がある。
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まさにナンバー付きのレーシングカーってカンジだね」

CAR GRAPHIC(6月号)
レポート : 八木亮祐(編集部)
「これだけ高度にチューンされていながら、おおよそ3000rpm以下で走っている限り、クラッチペダルが少々重い以外はまったく神経質にならずに走れてしまうのには驚いた。乗り心地だって充分に許容できる範囲である。しかし、4000rpmを超えると、通常では見えてはいけない地平への扉が開いた。ニスモ公表値で0-400m加速は10.6秒、息が止まる爆発力は箱根の峠道では直線などあって無きがごとしであった」




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