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「マーチカップ」2003年シーズンが開幕
日産伝統の入門レースカテゴリーが、装いも新たに。「おしゃれ」で「洗練された」雰囲気に
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昨年2月に10年ぶりのフルモデルチェンジを受けた新型(K12型)マーチによるワンメークレース「マーチカップ」が、3月29日(決勝同30日)、岡山県「TIサーキット英田(あいだ)」で開幕する。同レースはEast Japan Series(富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎ、筑波サーキット)と、West Japan Series(TIサーキット、MINEナーキット)の東西2シリーズで行われる。また、11月には両シリーズの優秀ドライバーによるチャンピオンカップ戦が鈴鹿サーキットで予定されている。現状では、東西で合計70台前後のエントリーが期待されている。
スケジュールは以下のとおり
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East Japan Series
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West Japan Series
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第1戦
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5月04日
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富士スピードウェイ |
3月30日
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TIサーキット |
第2戦
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6月22日
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ツインリンクもてぎ |
6月29日
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MINEサーキット |
第3戦
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8月03日
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筑波サーキット |
7月27日
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TIサーキット |
第4戦
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9月14日
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ツインリンクもてぎ |
8月24日
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MINEサーキット |
第5戦
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10月19日
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筑波サーキット |
10月5日
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TIサーキット |
同シリーズは、入門カテゴリーとしてコストを抑えながら、本格的なレース車両によるワンメークレースとして、本物志向の愛好者が手軽にモータースポーツを楽しむ環境づくりを目指し、1984年から日産自動車が実施している。新シリーズにおいては、「おしゃれ」で「洗練された」雰囲気作りにも気を配り、女性やファミリーでも楽しんでいただけるようなレースを目指している。
特徴としては:
- エントリーレベルながら本格的なレースとするため、レース専用車によるワンメーク。
- レース参加者の初期コスト抑制のため、指定レース部品、推奨部品を組みこんだレース用完成車両を販売。(レース出場可能の状態で159万円。また、レース専用車両であるため諸税金や保険が不要。)注)60台の限定販売で完売済み
- レース開催前日または前週には、プロドライバーの指導によるレーシングスクールを開催。レーステクニック以外にレースマナーや車両のメンテナンスも指導。
- レース開催時には、家族や友人同士で利用できるホスピタリティーテントを設置。軽食や飲み物などを提供。
- 各レース上位6位までの入賞者には規定のポイントおよび賞金が与えられ、そのシリーズポイント合計とチャンピオンカップでのポイント合計が一番多いドライバーには 特別賞としてフェアレディーZが授与される。また、東西各シリーズそれぞれの年間ポイント合計上位6位までの入賞者にはシリーズ賞金が、各シリーズ全5戦に出場された方には参加奨励賞(10万円)が支給される。
参照:賞典一覧
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1位
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2位
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3位
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4位
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5位
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6位
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各戦賞
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15万円
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12万円
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10万円
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8万円
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6万円
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5万円
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シリーズ賞
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35万円
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30万円
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25万円
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20万円
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15万円
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12万円
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中嶋洋之(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社
マーチカップカーの開発担当者)コメント |
「これまで得意としていた富士以外のサーキット、特にSUGOを克服したいということで今週テストをしたのですが、23号車はエンジントラブルもあって今回富士での走行は見合わせました。03モデルを楽しみにしていたファン、関係者には申しわけありませんが、開幕戦での活躍に是非期待してください」 |
日産/ニスモは、ダカールラリーや全日本GT選手権といった国際的な活動と共に、こうしたプライベートレベルの活動支援も行い、今後もモータースポーツの発展と振興 に寄与していく。
データロガー |
:車速、エンジン回転、加速G、旋回G、ブレーキ圧力、アクセル開度、油・水温などの走行データを収集する装置 |
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