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General News - 2003.10.27  
FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ最終戦 UAEデザートチャレンジ
改造車部門の日産ピックアップは、マシントラブルでリタイヤするも途中トップタイムを記録
市販車無改造部門の池町佳生選手は、初の砂漠を総合18位で完走
2003年10月24日、アラブ首長国連邦 ドバイ

日産ピックアップの2004年モデル2台が、10月20日(月)から24日(金)にかけて行われたクロスカントリーラリー・ワールドカップ最終戦、UAEデザート・チャレンジでデビューを飾った。ジニール・ドゥビリエ/フランソワ・ジョルダーンの南アフリカ人チームは2.5kmのプロローグランおよび合計503km(スペシャルステージ320km、リエゾン183km)に亘る第1ステージでトップタイムを記録した。また、アリ・バタネン/ユハ・レポのフィンランド人チームもプロローグランで5位、第1ステージで6位の成績を残した。

22日に行われた第2ステージで両車に発生したトランスミッショントラブルのため、翌日の第3ステージで2台ともリタイヤとなったが、今回のシェイクダウンで新型ピックアップのポテンシャルの高さと今後の改善点を見極められた事は大きな収穫となった。アリ・バタネンは以下の様に語っている。

「新型車のテストとしては、最高の環境だった。困難なコンディションに実戦で直面する事で、改善すべき点を発見する事ができた。まだやるべき事は沢山あるが、ダカールまでには全ての問題を解決できると思う。2004年モデルのポテンシャルは確認できた。将来については自信をもっている。」

一方、市販車無改造部門に日産パトロール(日本名:サファリ)で出場した池町佳生は、4輪初となる砂漠のラリーで総合18位(T1クラス暫定5位)に入り、今年7月のバハ・エスパーニャ(スペイン)に続き2戦連続の完走を果たした。以前よりもリラックスしてラリーを楽しむ余裕が出てきたように感じるという池町選手は、以下のように感想を述べている。

「ダカール以上に難しいルートもいくつかあったと聞いていますので、そこで、最重要課題であった完走が果たせてとてもハッピーです。特に今回は、何キロにも亘り砂丘を走り続けました。4輪で砂丘を走るという経験が今までの自分に最も不足していた事なので、非常に勉強になりました。ミスも沢山しましたが、そこから多くを学ぶ事ができ、この4日間で大きな進歩を遂げた事が実感できます。今後は引き続き肉体・技術面での訓練を行い、来年1月1日のダカールスタートに万全の準備をしていきます。」

なお、ニッサンラリーレイドチームは引き続きドバイに残り、10月25日(土)より4日間、ピックアップおよびパトロールの集中テストを実施している。


尚、ラリーの模様は、以下日産グローバルモータースポーツサイトをご参照ください。。
UAEデザートチャレンジ
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