General News - 2003.10.06
2003ファラオラリー
ルーキー、三橋淳がデビュー戦を総合9位でゴール
篠塚建次郎選手はエンジントラブルで惜しくもリタイヤ
9月28日(日)、エジプトのカイロをスタートし、1週間に亘って行われた2003ファラオラリーが10月4日(土)同じくカイロでゴールを迎えた。
同ラリーには、日産自動車の若手日本人ドライバー育成プログラムに参加している三橋淳選手がT2(改造車部門)テラノ(日本名:旧ミストラル)で4輪デビューを果した。初日こそ、砂丘でのスタックやサスペンショントラブルなどで出遅れた三橋選手だったが、第5(10月2日)、第6(10月3日)ステージでは4位でフィニッシュ、最終的に総合9位に入る活躍を見せた。
今回の結果について、三橋選手は以下の様に語っている。
「この1週間、とても楽しめました。最初の2日間は沢山ミスをしたけれど、いい勉強になりました。その後は、ナビゲーターのフィリップ・レイのアドバイスをよく聞いて走りました。彼のアドバイスは本当に有意義で、直ぐに結果も出せるようになりました。経験豊かで素晴らしい『先生』だし、相性もとても良かった。このラリーに出る前は、パリ近郊でテストを少ししただけで、4輪の経験は殆ど無かったけれど、今回は本当にいい経験になった。2輪とはまた違った難しさがあるから、今後はとにかくクルマにもっと乗って、引き続き勉強していく事が今後の唯一の目的です。」
三橋選手は今後も、日産自動車の育成プログラムのもと、7月の「バハ・エスパーニャ」に出場した池町佳生選手と共に、メカニズム習得やドライビングの経験を積んでいく予定。
なお、今回のラリーに三橋選手は、フランス日産と取引のあるディーラーが運営する「チーム・ドスード」から出場した。同チームからは三橋選手のテラノの他に2台のT2ピックアップ、およびT2パスファインダー(日本名:旧テラノ)の合計4台の日産車が出走した。篠塚建次郎選手が日産ピックアップの1台で参加、初日にミスコースなどで出遅れたが、第3ステージ以降トップタイムを連発し、総合2番手につける快走を見せた。第6ステージではマシンをいたわりながら、トップの日産ピックアップ(イヴ・ルーベ)と共にランデブー走行を行い、完走を目指したが、エンジントラブルにより惜しくもリタイヤとなった。