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ニュル24時間レポート
ファルケンモータースポーツのフェアレディZ
混乱のレースで33位完走を果たす


Copyright © NISMO 

6月9~10日にドイツ中西部のニュルブルクリンク(グランプリコース+ノードシュライフェ=1周25.378km)で行われた「35.ADAC Zurich 24h-Rennen」(第35回ニュル24時間)にファルケンモータースポーツが2年ぶりに参戦。今回の車両はS耐STクラス1でも使用しているフェアレディZ Version NISMO Type 380RS-CompetitionベースのZで、一時は総合8位を走る活躍を見せたが、残念ながらエンジントラブルもあり、33位(排気量3,501~4,000ccのSP7クラス11位)で初参戦、初完走を遂げた。

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今回のドライバーラインナップは、ピーター・ダンブレック、ダーク・ショイスマン、田中哲也、星野一樹の4名。ニュル初参戦の星野はノードシュライフェ(北コース)で行われたテストレースに参戦して臨んでいる。

8日に行われた予選では、ダンブレックのアタックで総合17位クラス12位を確保した。週末合計で21万人ものファンが詰め掛けたが、決勝レースの直前にひょう混じりの雷雨となり、スタートは1時間51分順延された。ファルケンZはダンブレックがスターターを務め、ショイスマン、田中、星野という順でローテーション。順調にポジションを上げていった。

日付が変わり深夜2時過ぎ、田中の2回目のスティントになってすぐにエンジンパワーが落ちてピットイン。イグニッション系などをチェックしたが、3時過ぎにエンジン交換をすることになった。しかしコースには濃い霧が出ており、4時前には視界不良のために赤旗中断とされた。Zのエンジンはチームスタッフの懸命な作業により朝6時には完了。
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第2パートに備えて、ブレーキ、ハブも交換を済ませた。そしてレースが再開したのは6時間近くが経過した9時39分だった。

まず星野が59位からポジションをグイグイと上げて行き、ダンブレックに交代。この際、パワステにマイナートラブルが発生していたが、迅速に修復を終えてZはコースへ復帰した。ダンブレックのスティントではまたもや雷雨がコースを襲い、ピットインしようとした周の終盤にスピンを喫してバンパーやマフラーを破損。エアロパーツやマフラーの修復後、ショイスマンがコースへ出て行き、さらに路面が乾いたことでスリックタイヤに交換してポジションアップ。最後のスティントは田中が担当して16時51分にチェッカー。一時は60位台まで下げていたポジションを、33位、クラス11位まで挽回した。なお総合優勝は、地元マンタイ・レーシングのポルシェ911 GT3 RSRで2年連続の優勝だった。


大駅俊臣監督
「16年ぶりの24時間レース、しかも初めてのまとめ役でしたが、ボロボロの結果になって疲れました。ニュルで起きるようなすべての要素、たとえば雷雨、霧、そしてエンジン交換などすべて体験できました。ドライバーも勝ちたいと言っているので、勝てるまで挑戦したいと思います」

星野一樹
「日本のサーキットでは体験できないことが多く、自分の引き出しが増えたと思います。ここは1周が長くてコースも複雑で攻め切れませんでした。一生クリアラップが取れないと思います。奥が深いですね。達成感はありませんが、充実したレースでした。また来なきゃと思います!」




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