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中国サーキット選手権開幕戦レースレポート
サニーが2000ccクラスで1-2位、ティーダが1600ccクラスにデビュー

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3月12日 中国 上海国際サーキット

3月12日に、2006年紅河杯中国サーキット選手権(通称CCC)の開幕戦が上海国際サーキットで開催され、2000ccクラスでは778チームのサニーが1-2フィニッシュを飾った。また、1600ccクラスには「ギア(基亜)チーム」がティーダをデビューさせて注目を集めた。

予選で、第1、2、4列という絶好のスターティンググリッドを獲得した3台のサニーはスタート後に第1コーナーを回ったのち、上位3位を独占した。「長安フォードチーム」のフォーカス、「華竜チーム」のプジョー307は、「778チーム」のサニーに粘り強く何度もバトルを仕掛けてきたが、盧氏兄弟がドライブするサニーはライバルにチャンスを与えず、終始トップポジションを守り続けた。そして、盧家俊が開幕戦の優勝を勝ち取り、盧家輝も準優勝の座に続いた。今年ですでに3シーズン目を迎える778チームは、過去2年間も輝かしい成績を収めているが、今年の開幕戦で1-2フィニッシュを勝ち取り、改めてサニーの力強さを印象づけることになった。

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続いて行われた1600ccクラスでは、今回デビューしたティーダがベストタイム2:32.579を記録して注目を集めた。しかし、レースでは多重クラッシュが発生し、4周目にセーフティカーラップとなった。また、1600cc クラスのレースでは、必ず1回ピットインしなければならないというルールがある。1周目でピットインした333チームの韓寒と、3周目でピットインしていた「海駕チーム」の王超は、結果的にこのセーフティカーラップに助けられてアドバンテージを得たが、アクシデントの発生が突然だったためトップを走行していたティーダの郭海生はピットインするチャンスを逸し、ようやく8周目にピットインしてタイヤ交換した。その時にはすでに最初の優勢を失っていた。予想外のハプニングのため、レース前の呼び声が高かったギア・ティーダの2台は、決勝で5位と7位に終わった。しかし、ティーダは最速ラップタイムの記録を更新したことで、実力の高さを示した。

今回、フォード・フォーカス、起亜・セラートなどの新車種もこの中国サーキット選手権にデビューし、レースに彩りを添えた。


CCC上海第1戦
2000ccクラス レース結果
Pos No. Drivers Car Time
1 21 盧家駿 778 Team / SUNNY 37:51.398
2 2 盧家輝 778 Team / SUNNY 37:55.536
3 4 潘徳俊 Hua Long Team / Peugeot 307 37:59.085
4 3 蘇華龍 Hua Long Team 37:59.570
5 9 沈兆棋 Hua Long Team 38:09.396
9 1 盧雄彪 778 Team / SUNNY +1 lap
1600ccクラス レース結果
Pos No. Drivers Car Time
1 2 王超 Beijing Haidian Drive School Team / Citroen 41:31.137
2 4 王叡 Shanghai Volkswagen 333 Team / VW Polo 41:32.044
3 3 韓寒 Shanghai Volkswagen 333 Team / VW Polo 41:53.273
4 17 王少峰 Kaijie Team / Kia Cerato 42:03.736
5 19 郭海生 Dongfeng Nissan Ghiasports Team / TIIDA 42:04.45
7 20 何暁東 Dongfeng Nissan Ghiasports Team / TIIDA 42:22.002