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2006 ダカールラリー
日産ナバラのカルロス・スーザが7位入賞

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12月31日にポルトガルのリスボンをスタートした第28回ダカールラリー(正式名称:ユーロミルホー・ダカール2006、通称パリダカ)は、1月15日にセネガルの首都ダカールでゴールを迎え、日産ナバラで出場したカルロス・スーザ(ポルトガル)/ジャン-マリー・ルルカン(ベルギー)組が総合7位に入賞した。

スーザ組は、ヨーロッパステージを2位でスタートし、アフリカステージの序盤ではやや慎重な走行を行なった結果一時13位まで順位を下げるが、その後堅実に走り抜き徐々に順位を回復。LEG11以降は総合7位を堅持し、そのままゴールを迎えた。

中国の鄭州日産から日産パラディン(現地生産車)で出場したラン・スー(中国)/ファビアン・ルルカン(ベルギー)組は、19位で完走を果たした。

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日本人勢では、三橋淳が日産ピックアップで、篠塚建次郎が日産パスファインダーで出場したが、残念ながらリタイアとなった。

三橋は、ニスモが実施する「若手ドライバー育成プログラム」の一環として、3度目のダカールラリー挑戦であったが、アフリカステージに入ってすぐにマシントラブルが発生し、順位を大きく下げた。しかし、粘りの走りで順位を上げ、LEG7ではSS12位のタイムを出すまでになった。その翌日のLEG8で、ブレーキトラブルを抱えた三橋はギャップに突っ込んで横転。ビバークまで辿り着くものの、ロールケージを破損しており、競技続行は不能と判断された。

一方、21回目の参加となる今大会でダカールラリーを最後にすると明言していた篠塚は、LEG9途中でマシントラブルに見舞われた。今回は順位にこだわらず、ダカールにゴールすることを目指していた篠塚だったが、LEG9中ほどを過ぎたあたりでエンジンが停止。アシスタンスカミオンに修理してもらうものの、再び停止してしまい、修理不能となり、リタイアとなった。

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篠塚は、「自分にとって最後のダカールラリーですので、もう少し篠塚らしい走りを見せたかったのですが、それが出来なくて残念です。これも自動車競技のうち、といえば仕方ないかもしれませんが、大変悔しいと思っています。日本全国のファンの方々から多大な応援をいただいたにもかかわらず、ご期待に沿うことができず申し訳ないと思っています。また、僕の21年間の集大成としては多少不満が残りますが、自分の歩んできた道については後悔も悔いもありません。今までの皆さんの声援には心から感謝致します。ありがとうございました」 とコメントしている。

篠塚はライフワークにしているダカールの小学校への文房具寄贈のため、ダカールにある小学校を訪れる予定。

順位 No. ドライバー/コドライバー メーカー タイム※
1 302 アルファン/ピカール ミツビシ 53:47'32"
2 305 ドゥビリエ/トルナー フォルクスワーゲン +17'53"
3 304 ロマ/マーニュ ミツビシ +01:50'38"
4 300 ペテランセル/コトレ ミツビシ +03:20'24"
5 309 ミラー/フォンジツェヴィッツ フォルクスワーゲン +03:23'25"
6 314 シュレッサー/ボルソット シュレッサー・フォード +04:09'23"
7 311 スーザ/ルルカン ニッサン +05:40'11"
8 301 サビー/ペラン BMW +08:14'45"
9 322 シシェリ/ボーメル BMW +08:25'13"
10 315 マニャルディ/ ドゥブロン シュレッサー・フォード +08:25'57"
19 385 スー/ルルカン ニッサン +22:23'04"
20 368 ラビーユ/バートロム ニッサン +23:19'48"
21 329 バルボサ/ラマルホ ニッサン +23:38'02"
25 355 ノヴィツキー/テュペンキン ニッサン +26:44'37"
31 416 メッジ/シュバリエ ニッサン +34:27'07"
33 337 ルーセルー/ポンセト ニッサン +35:05'27"
40 425 ガロフ/モリスト ニッサン +41:02'19"
43 374 シュウ/シュルゲ ニッサン +42:13'34"
46 392 ボッシュ/プラット ニッサン +45:11'47"
48 456 マンレサ/フェレール ニッサン +46:23'02"
50 326 ガメイロ/ガンビロン ニッサン +51:05'05"
※2位以下はトップとの差