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NISMO AWARD 2005開催
SUPER GTチームタイトルV3を最後に出川監督勇退
MARCH CUP、スーパー耐久、D1、Fニッポン、特別賞も表彰


Copyright © NISMO 
 12月16日、都内において「NISMO AWARD 2005」を開催。本年、日産車で活躍をみせた選手&チーム、ニッサン契約ドライバーの各シリーズ表彰を行った。

 まず眞田裕一NISMO社長が「みなさんの声援のおかげでSUPER GTのチームタイトルを獲ることができました。ゴーン日産自動車社長に報告し来年の計画を説明したところ、承認をもらったので、来年もまたパーティが開けるよう頑張りたい。GT500のZも1台増えて5台になるので『勝って成果を出せ』と激励されました」とあいさつした。

 次に日産モータースポーツ表彰式がスタート。まずはグラスルーツモータースポーツであるMARCH CUPの表彰を行い、East Series、West Seriesのランキング上位6名ずつが壇上に。East Seriesは2年連続で鈴木宏和選手、West Seriesは北川剛選手がチャンピオンを獲得した。
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またレディース賞は谷口いずみ選手が受賞した。また両シリーズに鈴鹿で行われたCHAMPION CUPの得点を加算してトップの「特別賞」には北川選手が選ばれ、日産ノートのキーをプレゼンターの長谷見昌弘監督より受け取った。「こういう形で賞をいただけたのは、ツキがあったおかげ。これからもモータースポーツを続けていきたいです」と北川選手。

 オープンの部表彰では、SUPER GTのチームタイトルを3年連続で獲得したNISMOのスタッフが壇上に。出川洋監督が「この1年は苦労しました。特に新しくできた苦手なコースで恥ずかしいレースをしてしまいましたが、何とか最終戦でタイトルを獲得できました。活動を支えてくれたファン、ブリヂストン、その他多くの関係者にお礼を申し上げます」とあいさつ。また欠席したリチャード・ライアン選手からの「NISMOがタイトルを獲れたことに手助けできたことは非常に光栄です。みなさんの支えなしではできませんでした。来年はチームタイトルを守り、ドライバータイトルを取り戻したい」というメッセージが紹介された。

 さらにスーパー耐久シリーズST3クラスでチャンピオンを獲得したC-WEST、フォーミュラ・ニッポンで3回目のドライバータイトルを獲得した本山哲選手、フォーミュラ・ニッポンでチームチャンピオンを獲得したTEAM IMPUL、ドリフトのD1 GPで念願のチャンピオンを初めて獲得した風間靖幸選手が表彰を受けた。

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 日産自動車マーケティング本部関口雄介VPが乾杯の音頭を取ってパーティに。パーティの歓談中にも日産/NISMO応援団を壇上に招いたり、ザナヴィ・インフォマティクス羽生田修氏、テクノイル・ジャポン清水正喜氏、ブリヂストン浜島裕英氏より祝辞を受けた。さらに特別賞としてSUPER GT GT300クラスで優勝しシリーズ終盤までチャンピオン争いを繰り広げた影山正美/木下みつひろ選手、星野一樹/青木孝行選手が受賞した。パーティ最後は東京ディズニーランドのパス&宿泊券やi-Pod nanoなど豪華賞品をかけた大抽選会となり、会場は盛り上がった。

 最後にNISMOチームが壇上に。柿元邦彦総監督が「大変苦しいシーズンで最後の最後にタイトルを獲れましたが、みなさんにご心配をおかけしました。
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来年、NISMOは二度と過ちは犯しません。速く強いZの開発は当たり前で、みんなと力を合わせて全タイトルを総なめする決意で戦います」と力強くあいさつした。

 そして今回のサプライズ。眞田社長が出川監督の勇退と飯嶋嘉隆新監督の就任を発表した。飯嶋新監督は「1年間出川監督について朝から晩まで仕事をみせてもらいましたが、チーム全体のモチベーションをいかに上げるかが大事。ドライバーのタイトル奪回とV4を狙いますので、応援をよろしくお願いします」とあいさつ。また出川監督は「Wタイトルを奪還してほしい。自分はちょっとの部分の運担当でしたが、飯嶋新監督はウンと増やしてくれると思います。苦しいシーズンになるかもしれませんが応援をお願いします」と最後のあいさつをし、花束やプレゼントを受け2年間の激務を労われた。