|
 |
 |
フェアレディZ、鈴鹿合同テストでコースレコードを更新。
好調に2日間のテストを終える |
 |
3月12〜13日、鈴鹿サーキットにおいてJGTC合同テストが行われ、GT500クラスではフェアレディZが非公式ながらコースレコードを更新するなど上位を独占し、好調に2日間のテストを終了した。
テストに参加したのはNISMOの#1ザナヴィニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン)、#22 モチュールピットワークZ(影山正美/ミハエル・クルム)、開発テスト車両である#23 NISMO、チームインパルの#12カルソニックIMPUL Z(井出有治/ブノワ・トレルイエ)、ハセミモータースポーツの#3 G’ZOX・SSR・ハセミZ(金石年弘/エリック・コマス)の5台。
12日は朝から冷たい風が吹く曇天で、気温も11℃前後と寒い一日となった。そのような条件ながら、午後のセッションで#1Zの本山が従来のコースレコード(1分55秒340)を上回る1分54秒322のタイムをマークして、17台のGT500クラスの中でトップに立った。新車となるZは初期にありがちなマイナートラブルが発生するも、この日がシェイクダウンとなった#12 Z は4位、主に影山がステアリングを握った#023 Z が5位、#22 Z が9位、テスト直前にTIでシェイクダウンした#3 Zが12位とまずまずの位置につけた。
13日は朝から晴れとなり、午後には気温も20℃前後まで上がり絶好のテスト日和となった。午前中に#22 Z のクルムが1分54秒029のベストタイムをマーク。これが2日間のテストにおけるトップタイムとなった。午後のセッションでは#12 Zのトレルイエが2位となる1分54秒216にタイムアップ。結果的には#023 Zが3位、#1 Zが4位とトップ4を独占。#3 Zも9位でテストを終え、日産勢は開幕に向け手応えを得ることができた。
またGT300クラスには17台の車両がテストに参加。チームダイシンの#80エンドレスダイシンアドバンZ(木下みつひろ/星野一樹)が13日にシェイクダンを行いクラス4位、#81シーウェストダイシンアドバンZ(柳田真孝/尾本直史)が7位、AUTO STAFF RACINGの#51NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア(加藤正将/筒井克彦)は10位とこちらもまずまずのテストとなった。
本山哲選手(#1ザナヴィニスモZ)
「Zが鈴鹿でテストするのは初めてなので、ハイスピードコーナーのある鈴鹿との相性がどうなのかと思っていましたが、結果的には鈴鹿でも速かったということですね。テストではポテンシャルをライバルに見せたくなかったんですが、自分たちでも確認したかったですからね(笑)。僕たちもいいセッティングをまだ探っている状態です。スープラはトップスピードが速いしレースになるとあまり差はないと思います」
影山正美選手(#22モチュールピットワークZ)
「2日間のテストを走ってZが十分に速いということが確認できましたし、あとは開幕戦からミスなくレースを組み立てるだけです。テストで単独で走っていると一発は速いんですが、実戦になるとライバルとの駆け引きなどもありますし、気を引き締めて臨みたいと思います。でも、NISMOというチームにいますから心配はしていません!」
出川洋監督
「初日は寒かったんですが2日目に天気がよくなって比較的いいテストになりました。一番よかったのはドライバーが周回をこなせてクルマに慣れたことでしょう。結果的にはZがトップを独占する形になりましたが、このテストでのタイムはあまり参考になりません。初期のマイナートラブルもいくつか出ましたが、レースウィークでなかったのはラッキーでした。TIではトラブルがないように頑張ります」
テストの模様
鈴鹿サーキットJGTC合同テストの模様 |
 |
|
 |