今年のル・マン24時間レースは13日の正午を迎え、残り4時間となった。
これまで順調に走行していたBMW勢の17号車が11時55分頃ポルシェコーナーの先でストップ。ドライバーは、J・J・レート。リタイア原因は不明。これによって同チームの15号車がトップに浮上。3号車のトヨタが2位に上がった。
正午現在で1分28秒差と僅差で1ラップごとに数秒づつ差が縮まっている。1ラップで2〜3秒縮めると2時から3時頃にはトップを捉える計算になる。実質の3位は8号車のヨースト・アウディR8R。4位には18号車のBMW。5位に7号車のヨースト・アウディR8R。そして21号車のニッサンC52が6位で続いている。7号車とのアウディとは、ほぼ1ラップ差で展開次第では4〜5位を狙えそう。13号車のクラージュC52・ニッサンも7位と健闘。
21号車のニッサンC52は、リアのディヒュザーを破損。約30分間の作業を強いられた。このため一時はポジションを8位に落とした。マーク・グーゼン選手は喉の痛みを訴えている。
■柿元邦彦 ニッサン・モータースポーツ総監督
「チームは順位を上げるべく懸命に戦っている。レースの最終局面に向けて上位に食い込めるようがんばりたい。」
■ディディエ・コタズ 21号車・ニッサンC52ドライバー
「クルマの状態は非常にいいが、周回遅れのGT2のクルマに悩まされた。4台も繋がっていると追い越すのに苦労する。疲れてはいないが長時間の運転で手が痛い。」
■マーク・グーゼン 21号車・ニッサンC52ドライバー
「医者にもらった薬は飲んでいるものの、喉の調子はよくならない。特に3スティントの後半はひどかった。クルマの調子はよく、ラップもまずまずだ。アウディやパノスといい戦いをしていると思う。」
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