Le Mans Report
1999年6月12日


ニッサン勢順調に走行
〜19時現在3時間経過〜


Photo by Toshi Sawado
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 スタート時の晴天から雲が出始め、名物のフォードシケインでの夕陽を浴びたドライバーの姿は今年はどうやらお預けになりそう。


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レースも3時間を超え、気温も少しずつ下がり始めているものの例年に比べれば湿度の高さが目立つ。

比較的、穏やかな展開で始まった今年のル・マン。ニッサン勢はトラブルも無く順調に走行を続けている。トップは2号車のトヨタ、2位に17号車のBMW、3位には1号車のトヨタの順。事前に予想されたハイペースの展開から各車は比較的遅いペースで周回を重ねている。


22号車は、エリック・コマス選手から本山哲選手、そして18時56分にミハエル・クルム選手にチェンジ。コマス選手は「ノープロブレム。問題ない」と一言。

21号車はマーク・グーゼン選手からディデイエ・コタツ選手に交代。ノートラブルの走行を続けている


■本山哲 22号車・ニッサンR391ドライバー

「他のチームは予選の走りと比べて決勝のタイムが遅い。ニッサンは予選と決勝の差が少ないしエンジンやタイヤもトラブルはない。レースの最初の段階でいいポジションで無難に推移している。あせる必要はないからこのまま行けばいいところに行くんじゃぁないかな。ただ途中で雨が少し降ってきたときは、また僕のときにと少し思ったけどね。」

Result List  【18時現在】

POS. No. Cat. Car HH:mm:SS.mmm
1 2 GTP TOYOTA GT-ONE 2:59:51.105
2 17 LMP BMW V12 LMR 2:59:58.438
3 1 GTP TOYOTA GT-ONE 3:00:51.330
4 5 GTP MERCEDES CLR 2:57:34.932
5 6 GTP MERCEDES CLR 2:57:50.936
6 15 LMP BMW V12 LMR 2:59:15.705
10 22 LMP NISSAN R391 2:56:07.213
11 21 LMP COURAGE-NISSAN C52 2:57:55.773


星野一義は、東京でのニスモのイベント会場と電話出演したり、テレビのインタビューに応じるなど大忙し。
ピット前のスタンドの応援団と合流、旗振りにも参加。応援団の名誉会長の役を果たしている。

「僕は頑張りたいけど応援するだけだからね。このまま行けば期待できる。今は順調に行っていることで良しとしないと。何もおきないでくれと思いつづけてたら疲れちゃった。でも応援するのがこんなに大変だとは思わなかった。これなら乗っていたほうが楽だね。


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来年は、復帰しようかな。」とジョーク交じりながらも満足そうに語った。

les 24 Heures du Mans des 12 et 13 juin 1999.