Le Mans Report
1999年6月8日


ル・マンレースウィーク開幕
(6月7日ル・マン市内・ジャコバン広場)

〜ニッサンR391・ニッサンC52、無事車検パス〜


Photo by Toshi Sawado
COPYRIGHT(C) NISMO

 
 
 第67回ル・マン24時間レースは、6月7日のル・マン市内・ジャコバン広場の車検でレースウィークが開幕。初日には午後からBMW勢などが車検を受けた。2日目の6月8日に、午前8時からトヨタ、メルセデスに続いて午前10時過ぎに21号車のニッサンC52、22号車、23号車のニッサンR391が車検に臨んだ。問題はまったく無く、無事に車検をパスした。

 サーキットのピットやパドックは、特に公式なスケジュールが組まれていないこともあって、ドライバーはリラックスして予選に向けて英気を養っている。


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ニッサンのピットやチームのテントはほぼ昨年と同じ場所で、ピットではトランスポーターやピット内のカッティングシート張りや最後の設営、マシンのチェックにメカニックや関係者が動き回っている。

 いよいよ明日9日の午後7時から9時までと午後10時から12時までの各2時間の計4時間に渡る予選の1日目を迎える。


■柿元邦彦 ニッサン・モータースポーツ総監督

 車検ではまったく問題は無かった。かえってオフィシャルに「よく出来ている。パーフェクトなマシンだ」と誉められました。  3月からテストを始めて1万4000キロを走行した。出来れば4万キロくらいは走りこめるとよかった。予備予選までに出た問題点は、クリアした。明日の予選では残りのいくつかの問題をチェックしながら問題点を潰していくだけ。  ファンには素晴らしいレースをして感動を与えたい。そのための最善の準備をしている。

■鈴木亜久里 23号車・ニッサンR391ドライバー

 ル・マンのレースウィークを迎えた。だけどいつもと同じで特別なことは無い。メカニックもがんばっているのでレースでは一生懸命走って優勝を迎えるだけ。ファンのみんなにも一生懸命応援してほしい。

 
■本山 哲 22号車・ニッサンR391ドライバー

 チームのドライバーのコンビネーションがいいからスピードではライバルに負けている面があるけど耐久性では負けていない。

予選の戦い方はまだ、最終的なミーティングが終わらないと決まらないけど自分たちの作戦に従って走るだけだね。
パドックのモーターホームの居心地も昨年よりいいよ。ホテルは要らないくらい。ライバルのチームではニューマシンが多いから最後まで生き残るのは少なくなるかもしれない。ニッサンはノートラブルで走りきれば3位以内も狙えると思うよ。

ファンの人たちへ
    「決勝のときは、24時間ずうっと応援してほしい。寝ないでね。」
 
■エリック・コマス 22号車・ニッサンR391ドライバー

 みんなで応援してほしい。今年は新しいマシンで車が若い。テストではマシンが上達してくるのが楽しかった。予選はマシンなどのバランスを考えて走ることが大事だね。(日本語でのコメント)

les 24 Heures du Mans des 12 et 13 juin 1999.