Le Mans Fuji1000km
  Race Report on the WEB  
(Qualify Report : November,6 1999)
 

 
 
ル・マン富士1000kmレース
ニッサンR391は、激戦の末、予選2位につける。
 
 
「ル・マン富士1000kmレース」は、11月6日(土)、富士山の姿も眩しい快晴の元、11:10から公式予選が開始した。

ニスモからエントリーした「ニッサンR391」は、E.コマスがコースイン。数周の確認走行ののち、早速タイムアタックに臨んだ。予選用タイヤに交換し、前日までのテスト走行のベストラップを上回る1'16"988をマーク。早々とトップポジションを獲得した。ドライバーの士気も高く、さらなるタイムアップを図るためピットインしたが、コースではトラブルを起こした他車がコースにオイルを撒き、赤旗中断となってしまった。20分の予選中断の後、再度コマスがタイムアタックを目指す。しかし、コース上にはタイム差の激しい車両が多く、なかなかクリアラップがつかめない。この間に#1トヨタTS020が1'16"846のタイムを出して、トップの座を奪った。その後も、タイムアタックを試みるが、そのたびにタイミングが合わず、トップ奪還のチャンスを失った。

14:50から行われた午後のセッションでは、まず影山正美と本山哲がそれぞれ7周づつ走行し、ドライバークォリファイを済ませる。その後再び、前後の空力セッティングを予選モードに戻し、コマスにステアリングを託した。再びコンセントレーションを高めたコマスは、ソフトタイヤでコースイン。1'17"049までタイムを詰めたが、予選開始38分後に第1コーナーで他車のクラッシュが発生し、再び赤旗走行中止となった。クラッシュ車両を排除した後予選は再開し、#1が1'16"349のベストラップを出した。これを受け、コマスは1'16"814のタイムを記録するが、それ以上のタイムアップが叶わず、0.465秒差で予選2位のポジションが確定した。

 
  ポールポジションこそは獲得できなかったが、ル・マンで速さを実証しているトヨタTS020と互角にタイム争いを演じたことは、チームのモチベーションアップには充分貢献した。
3名のドライバーも、事前のテストと予選を通じて、ル・マンの時点よりマシンの速さと仕上がりが格段上がっていることに満足の表情を見せた。

 
 
Qualify Result

Po Cls No Machine Time
1 1 GTP TOYATA GT-One 1'16.349
2 23 LMP NISSAN R391 1'16.814
3 61 LMP BMW V12 LM 1'18.941
4 24 LMP am/pm AutoExe 1'22.176
5 35 500 マツモトキヨシ・トムススープラ 1'25.074
6 32 500 cdma One セルモスープラ 1'25.749