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SUPER GT第2戦公式予選2回目は午後2時20分、スケジュールより5分遅れてスタートした。15分間の専有走行をGT300、GT500の順に行うもので、スーパーラップに進出を決めたチームはタイムアタックの準備に集中し、そうではないチームは決勝レースに向けた準備を実施した。気温は17度、路面温度は25度と午前のセッションよりやや高いものの、ほぼ同条件の予選であった。
GT500の公式予選1回目トップ10台によるスーパーラップは、午後3時28分に本山哲が駆る「XANAVI NISMO Z」(#23)のコースインによって開始となった。3周終了時の本山のタイムは、1分25秒151。その後2台が本山のタイムを上回われなかったため、#23 Zは8番目のスターティンググリッドを獲得した。6番目にスタートしたブノワ・トレルイエの「カルソニック インパルZ」(#12)は、アタックラップ全周を通じてタイムが伸びず、1回目のタイムより約1秒遅れの1分25秒435で10位となった。続く「MOTUL AUTECH Z」(#22)が3連続ポールポジションを目指してミハエル・クルムがコースインしたが、やはり全体的にタイムが伸びず1分24秒510で7位に後退した。スーパーラップ最後の「トリ」としてアタックランをスタートした「イエローハットYMSトミカZ」(#3)は横溝が激しい走りをみせ、結果は1分24秒155の3番手タイム。決勝レースは2列目グリッドからスタートすることとなった。
#3 Z 横溝直輝
「初めてのスーパーラップで、最終スタートは緊張しました。しかし、クルマのバランスは非常に良かったので自分の走りができればそこそこ行けると思っていました。結果のタイムと最終的な予選順位は受け入れられるものだと思います。JP(オリベイラ)も僕も課題はニュータイヤの温度を3周目にピークに持って行くこと。色々考える中、またこのプレッシャーの中、経験値が上がったので満足しています。ロングランも安定した速いラップが出せているので、レースでは良いところを狙えるはず。気持ちを切り替えて行きますよ」
飯嶋嘉隆ニスモ監督
「#3の横溝は、タイヤを短時間で暖めるという課題を克服して良く3位に残れたと思います。レースでも活躍を期待したいですね。ニスモの2台は、クルマの調子が悪い訳ではありませんが、選んだタイヤが今日のスーパーラップにはマッチしていませんでした。少しハード過ぎて、グリップが不足していたと思います。しかし、テストは十分行っていますし、安定したラップタイムで走れる自信はあります。82周のツイスティなレースだし、タイヤを上手に使わなければならないという意味では、ニスモのドライバーは安心して見ていられます。終わってみるといつもニスモは上位にいる、というレースができると思います」
#23 Z 松田次生
「僕らのクルマは、午前中のセッションはまだハンドリングが不安定だったのですが、だいぶ改善してきており、良い方向性が見えました。レースでは、速さも強さも見せられると思います」