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Round 8 Contents
Race Calender

FAIRLADY Z

NISMO FESTIVAL
Round 2 FUJI GT 500km RACE
GT500 class 予選1回目 Result
G’ZOX・HASEMI・Zが7位、モチュールピットワークZは9位
ザナヴィニスモZも10位でスーパーラップへ
2005 SUPER GT 第8戦 SUZUKA GT300km レース 公式予選1回目レポート
11月5日 鈴鹿サーキット(三重県)
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今シーズンのSUPER GT最終戦鈴鹿ラウンドの公式予選1回目が、11月5日(土)午前10時から開始された。10時時点の気温は19度。その後暖かい日差しが降り注ぎ、小春日和となった。シリーズチャンピオンを決するこの最終戦に、日産勢はそれぞれ意気込み高く臨んでいる。Z勢各車はボディワーク後端を空力効果の高いダックテールに変更。鈴鹿のコース特性に会わせた空力セッティングを施している。チャンピオン獲得の可能性がある#22モチュールピットワークZ(シリーズポイント2位)はハンディウェイト60kg、#1ザナヴィ ニスモZ(同5位)はハンディウェイト30kgで、車重の軽い#1 Zは、金曜日に行われた練習走行では上位タイムを連発していた。

10時20分からのGT500専有時間帯は様子見で早々にコースインしないマシンが多かったが、ミハエル・クルムがステアリングを握る#22 Zは先陣を切ってタイムアタックに挑んだ。路面温度が上がりきっていない時間帯とは言え、ほぼ完璧なクリアラップをキャッチしたクルムは、1分55秒794のベストラップを記録した。10分が経過した後、各車は一斉にコースイン。アタック合戦がスタートした。しかし、その直後井出有治の駆る#12カルソニックインパルZがダンロップコーナーでスピンオフ。クラッシュパッドにリアセクションをヒットし、予選は赤旗中断となった。タイヤが暖まっていないアウトラップで、S字コーナーを通過した後、コース上の砂利に乗ってコントロール不能となった模様。ドライバーの井出は無事であった。

予選再開後わずかとなったGT500専有時間は、タイミングの取り方で各車の明暗を分けることとなった。
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2セット目のフレッシュタイヤを装着した#22 Zのクルムは、中断前よりもタイムアップして10位に踏み留まり、スーパーラップ進出権を確保した。しかし、本山哲がアタックに臨んだ#1 Zは、タイヤ温度を上げているうちに時間切れとなり、10位以内のタイムを逃してしまった。GT300との混走時にはリチャード・ライアンが2セット目のフレッシュタイヤを履いてアタック走行に挑んだが、タイヤグリップがベストの状態の周回にことごとくGT300車両に詰まり、タイムアップ叶わずであった。金石年弘が乗り込んだ#3 G’ZOX・HASEMI・Zはクリアラップをうまく捉え、Z勢最上位の7位で公式予選1回目を通過した。

その後9位の車両がタイム抹消の裁定を受けたため、#1 Zは10位に繰り上がってスーパーラップに進出することとなった。また、#22 Zも9位に繰り上がった。
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#1 Z 本山 哲
「昨日(金曜の練習走行)はタイヤがソフトだったので、結構良い調子でした。なので予選でも良いポジションを狙っていましたが、タイヤが少しハード目だったこともあり温度が上がらないうちに時間切れになってしまいました。しかし、クルマのバランスは非常に良く、レースは悪くないと思います。明日は雨の予報もありますけど、どの状況でも僕らは強いはず。どの位置からでも優勝を狙って行きます。ドラマチックなレースがしたいですね」

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#22 Z ミハエル・クルム
「僕らのクルマは、練習走行で色々トラブルがあり、予選では早めにアタックしてセットアップを続ける予定でした。また、2セットのフレッシュタイヤの使い方も計画通りに行きましたね。そのおかげでスーパーラップに残れたので良かったです。クルマのバランスはだいぶ良い方向に来ています。まずはスーパーラップで順位を上げ、明日はチャンピオンを目指してベストを尽くします」

ニスモ出川監督
「#1は昨日調子が良かったので、さらに良かれと思ったことが裏目に出てしまいました。ちょっと残念ですが、タイミングが悪かったのも事実です。明日は、雨なら臨むところ。いずれにしても優勝を狙います。#22は昨日ハンドリングバランスが良くなかったので、エンジニアが夜なべして色々手を尽くしてくれました。まだやることは残っていますが、結果的に2台ともトップ10に残れたのでひとまずホっとしています」


Result - Qualify 1st Session
Saturday,5 November, 2005
SUZUKA Circuit [ 10:00〜11:14 Fine / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Time
1 エッソウルトラフロースープラ 6 脇阪 寿一 / 飯田 章 1'53"882
2 ZENT セルモ スープラ 38 立川 祐路 / 高木 虎之介 1'54"256
3 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA 37 片岡 龍也 / 山本 左近 1'54"390
4 EPSON NSX 32 松田 次生 / A.ロッテラー 1'54"504
5 TAKATA 童夢 NSX 18 道上 龍 / 小暮 卓史 1'54"506
6 ARTA NSX 8 伊藤 大輔 / R.ファーマン 1'54"549
7 G'ZOX・HASEMI・Z 3 金石 年弘 / E.コマス 1'54"677
8 RAYBRIG NSX 100 S.フィリップ / J.デュフォア 1'55"117
9 モチュール ピットワーク Z 22 M.クルム / 柳田 真孝 1'55"163
10 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / R.ライアン 1'55"470
NQ カルソニック インパル Z 12 B.トレルイエ / 井出 有治 -----
TRACK INFORMATION
Length: 5,807m