Report
Round 4
Race Calender

FAIRLADY Z
Round 6
GT300 class 決勝 Result
Dream Cube’s ADVAN Zが4位
エンドレス アドバンZは5位入賞
2005 SUPER GT 第6戦 FUJI GT 300KM RACE GT300クラス決勝レポート
9月25日 富士スピードウェイ(静岡県)
Copyright © NISMO 
SUPER GT第5戦の決勝レースは、9月25日(日)に富士スピードウェイで行われ、星野一樹/青木孝行組の#46 Dream Cube’s ADVAN Zは4位、木下みつひろ/影山正美組の#13エンドレス アドバンZは5位でゴールしてポイントを加算した。また、清水剛/藤井誠暢組の#47 CCI・リカルデント・ADVAN Zはエンジントラブルのためにリタイアを喫した。


心配された台風17号の上陸はなく、前夜の雨もすっかり上がった決勝日。風はやや強いものの、富士の空には青空も見える。不安定な気象状況の中ではあったが、3連休とあってスピードウェイには4万4800人ものファンが詰めかけた。

66周の決勝レースは、14時9分にスタート。天候は雲の合間からところどころに青空が見える。気温は24℃で、風が当たるとやや肌寒く感じる。スタートドライバーは、予選3位の#13 Zは影山、予選5位の#46 Zは星野、予選16位の#47 Zは清水。

オープニングラップのダンロップコーナーで、#13 Zの右サイドに#10フェラーリが突っ込み#10フェラーリはスピンを喫してそのままリタイアと、序盤から荒れた展開となった。幸い#13 Zには大きなダメージはなく、そのまま3位で1周目を通過。すぐ後ろには#46 Z、そして#47 Zは10位に大きくポジションを上げていた。

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#13 Zの影山の後方にはスタート直後からハイペースのライバル勢が迫っていたが、タイヤを労わりながら、#62ヴィーマック、#5ヴィーマック、#43ガライヤを先行させ、9周目には6位にドロップ。#46 Zは7位、そして#47 Zは8位となった。しかし#47 Zは15周目に11位、16周目に12位にドロップしてしまった。

22周目のダンロップコーナー先で3位を走行していた#62ヴィーマックがスピン&コースアウト。しかし4位の#43ガライヤの直前でコースに出たために#43ガライヤが避けきれずに激しくクラッシュして2台はその場でリタイアとなった。さらに2位の#11フェラーリが最も早くルーティーンピットへ入って、#13 Zと#46 Zが2位争いをするという展開になった。いっぽう9位に上がっていた#47 Zはエンジンのトラブルが発生して、26周でピットイン。ガレージへ入れられてエンジンのチェックが行われた。10数分のピット作業を終えて#47 Zの藤井はコースへ出て行ったが、翌周に再びピットインしてエンジントラブルのために残念ながらリタイアとなってしまった。

レース折り返し点近い29周で#87ランボルギーニに抜かれ4位になっていた#46 Zがピットイン。青木に交代してコースへ戻った。2位の#13 Zは次の30周目でピットインして、木下に交代してコースへ。36周目にトップ走行中の#30 MR-Sがピットインするが、燃費が良い車両のために給油量も少なく、
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2台のZの前でコース復帰。これで実質的な順位は#13 Zが4位、#46 Zが5位となった。

40周目のコカ・コーラコーナーで、#46 Zの青木が#13 Zの木下をパス。#13 Zは5速と6速にギアが入らないというトラブルに見舞われていた。このため、木下は普段レースでは使用しないクラッチを踏みながらシフトチェンジすることで、何とかポジションをキープしていった。40周で上位陣のルーティーンピットワークが終了すると、#0 NSXが2位の#11フェラーリに20秒以上のリードを作って独走。3位は#30 MR-S、4位が#46 Z、そして5位が#13 Zという順序になった。

#46 Zの青木はタイヤのマネージメントをしながら、#30 MR-Sとの距離を詰めようとするも届かず、4位のポジションで完全なひとり旅状態。終盤、5位走行中の#13 Zは#19セリカにその差を詰められ、60周目のダンロップコーナーでGT500車両に道を譲った際に抜かれてしまった。しかし木下は#19セリカにプレッシャーをかけ続け、最終ラップとなった翌周の最終コーナー出口で逆転。2台は並んでコントロールラインを通過するが、わずか0秒028の差で#13 Zが逃げ切り5位でチェッカーとなった。


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青木孝行選手
(#46 Dream Cube‘s ADVAN Z、GT300クラス4位)
「タイヤを最後まで持たせようとマネージメントしながら#13 Zとバトルをして、100Rでイン側を差して前に出ました。時々雨が落ちてきましたけど、全然問題ありませんでした。次はハンディウェイトは5kgしか重くならないし、表彰台は逃しましたけど4位という結果は悪くないと思います」

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木下みつひろ選手
(#13エンドレス アドバンZ、GT300クラス5位)
「クラッチを踏まないとギアが5速、6速に入らなくて結構きついレースでした。#19セリカには抜かれたんですが、抜いた後のドライバーってちょっとホッとするものなんですよ。だからクルマを左右に振ってプレッシャーをかけ続けたんですが、相手もダンロップコーナーでクリップにつけないような動きだったので、最終コーナー手前ではらんだのを狙って最終コーナーアウト側から並んで抜きました。残り2戦、逆転でタイトル取れるよう頑張ります」

Result - GT300 Class - Combined
Sunday,25 September, 2005 Fuji Speedway [START:14:09〜66Laps Cloudy / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 EBBRO M-TEC NSX 0 黒澤 治樹 / 細川 慎弥 1:50'10"727
2 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 11 田中 哲也 / パオロ・モンティン -1 Lap 
3 RECKLESS MR-S 30 佐々木 孝太 / 山野 哲也 -1 Lap 
4 Dream Cube's ADVAN Z 46 星野 一樹 / 青木 孝行 -1 Lap 
5 エンドレス アドバン Z 13 木下 みつひろ / 影山 正美 -1 Lap 
6 ウェッズスポーツセリカ 19 加藤 寛規 / 谷口 信輝 -1 Lap 
7 吉兆宝山 MR-S 31 田中  実 / 中嶋 一貴 -1 Lap 
8 JLOC ムルシェ RG-1 87 マルコ・アピチェラ / WADA-Q -1 Lap 
9 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 77 小林 且雄 / 谷川 達也 -1 Lap 
10 direxiv ADVAN 320R 27 宮川 やすお / 密山 祥吾 -2 Laps 
R CCI・リカルデント・ADVAN Z 47 清水  剛 / 藤井 誠暢 -36 Laps 
TRACK INFORMATION
Length: 4,563m