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RACE SCHEDULE
Round1 Motegi Super Taikyu 500 レース結果表
尾本組C-WEST ORCアドバンZZ33フェアレディZの
レース初優勝を飾る!
スーパー耐久シリーズ2004 第1戦
もてぎスーパー耐久500 3月20〜21日(決勝21日)
スーパー耐久シリーズ2004は3月20〜21日に、ツインリンクもてぎで開幕。クラス3(排気量2001cc〜、2WD)で、尾本直史/山田英二組の#23C-WEST ORCアドバンZが優勝。3位、5位にもZがゴールして今シーズンの大活躍を予感させる結果となった。
【公式予選】
開幕戦は45台の決勝グリッドに対して52台のエントリーがあったために、7台の予選落ちが出る。9台のエントリーがあったクラス3でも1台が予選落ちとなり、気の抜けない予選となった。クラス3には、#19TC-KOBE・MAX・Z33(輿水敏明/牧田克哉組)、#23C-WEST ORCアドバンZ、#245モバイルキャスト アドバンZ(星野一樹/柳田真孝組)と3台のフェアレディZが出場。

予選日の20日は、雲がかかり寒い朝となった。出場するA、Bドライバーの基準タイムクリアをチェックする「ドライバー予選」が10時10分にスタート。しかしすぐに雨が降り出し、赤旗中断の後はウェットコンディションとなった。3台のZのドライバーは6人全員が基準タイムをクリア。しかし時間が経つにつれ、雨はみぞれに、さらに雪に変わり、14時35分からはコースコンディション確認のためにフリー走行が実施された。ところが積雪と霧による視界不良のために、ひとりのアタッカーで決勝グリッドを決定する「グリッド予選」は、翌日に順延されることになった。
明けた21日は、前日の天候がウソのように朝からすばらしい青空となった。8時から行われたグリッド予選は、8時20〜40分がクラス3と4の走行セクションで、8時40分〜9時が全クラスの走行セクション。コースはウェットコンディションだったが、時間が経つにつれレコードラインが乾き始め、後になればなるほどタイムアップする状態。したがって最後のセクションはほぼ全車がタイムアタックをかけ、コースは大混雑となった。

昨年から継続参戦の#23 Zは、2分5秒466で終盤までクラストップにいたが、最後に#83NSXに逆転されたためにクラス2位のグリッドにとどまった。2年連続でGT-Rをクラス1チャンピオンに導いたRS中春がメンテナンスを担当する#245 Zはクラス3位、マシンを昨年までのGT-RからZにスイッチしZ432R(S30)のカラーリングを施した#19 Zはクラス5位で、3台がすべて予選を通過した。
山田英二選手(#23 C-WEST ORCアドバンZ)
「今年のZはダウンフォースが効いてかなり戦闘力がつきました。Zの1-2-3フィニッシュもあるでしょうね。初優勝も欲しいですが、確実に走ってチャンピオンを目指したいです」
【決勝】
105周、500kmの決勝レースは、13時32分にパレードラップがスタート。前日の悪天候にもかかわらずもてぎを訪れた8200人の熱心なファンが見守る中、ローリングスタートが切られた。1周目に#19 Zの輿水がひとつポジションを上げ4位に。2位の#23 Zの山田は徐々に#83 NSXとの差を詰め25周前後にはテールtoノーズ状態に。34周目にはついに逆転してクラストップに浮上した。コースアウトを喫して45周目に#83 NSXがピットインすると、#23、#245、#19とZがクラストップ3を独占し、ニッサン/Zファンを狂喜させた。

折り返し点も近い46周目に#19 Zがピットインし牧田に交代。#245 Zは48周目に柳田へ、#23 Zは52周目に尾本にバトンを渡した。しかし70周近くなったころに#245 Zのラップタイムがばらつき始めた。
電気系トラブルのために一旦ピットインした柳田だったが、再びコースに復帰。その後もトラブルは完全には直らなかったが、何とか5位で完走を果たした。

#19 Zは後半にミッションが入りづらくなり、ペースが上げられず#27 M3に逆転を許し3位へ。そのままポジションを守って初表彰台を獲得した。いっぽうトップの#23 Zは、2位に約1周のマージンを持っており、終盤はペースを落として余裕のゴール。Z33のレースカーに初めての優勝をもたらした。なお、総合優勝は竹内浩典/田中哲也組の#33FALKEN☆PORSCHEだった。
尾本直史選手(#23 C-WEST ORCアドバンZ、クラス優勝)
「やっと勝てました! 雨はまだつらいので昨日雪で予選が順延になったのはラッキーでしたし、今日は晴れたので勝つ自信はありました。去年1年頑張ったからマージンがあったのだと思います。ラーマン(山田)とのチャンピオンコンビ(02年クラス3/RX-7)は、ライバルにとって手強いと思いますよ!」

輿水敏明選手(#19 TC-KOBE・MAX・Z33、クラス3位)
「シェイクダウンから1週間というスケジュールを考えると表彰台は本当にうれしいです。スタッフみんなのおかげです。牧田君もよく走ってくれました。今回3位に入ったことで、仙台では予選落ちにはなりません。これでリラックスして次戦に臨めます」
RACE RESULTS - CLASS 3
Rd. 1 Motegi Super Taikyu Race - Sunday, 21 March, 2004 TWIN-RING MOTEGI
Pos
(Overall)
No. Machine Race Time
Lap
A Driver
Best Time(Lap)
B Driver
Best Time(Lap)
C Driver
Best Time(Lap)
1(9) 23 C-WEST
ORCアドバンZ
3:37'54.640
100
山田 英二
2'06.981 ( 51 )
尾本 直史
2'08.949 ( 49 )

2(11) 27 FINA
ADVAN M3
3:37'29.286
99
古谷 直広
2'07.864 ( 64 )
筒井 克彦
2'10.390 ( 35 )

3(12) 19 TC-KOBE・
MAX・Z33
3:37'41.412
99
輿水 敏明
2'07.864 ( 64 )
牧田 克哉
2'10.390 ( 35 )

4(17) 19 エンドレス
アドバンRX-7
3:38'18.523
97
杉林 健一
2'10.275 ( 35 )
山口 英光
2'11.044 ( 31 )
入口 秀輝
2'10.732 ( 31 )
5(24) 245 モバイルキャスト
アドバン Z
3:38'03.260
94
星野 一樹
2'07.390 ( 47 )
柳田 真孝
2'07.166 ( 47 )

6(27) 83 BP ADVAN
NSX
3:37'29.533
92
古橋 譲
( 0 )
玉本 秀幸
2'07.408 ( 44 )
小林 正吾
2'07.661 ( 48 )
TRACK INFORMATION
Course Length : 4801.379m
WEATHER : Fine / COURSE : Dry