【決勝】
105周、500kmの決勝レースは、13時32分にパレードラップがスタート。前日の悪天候にもかかわらずもてぎを訪れた8200人の熱心なファンが見守る中、ローリングスタートが切られた。1周目に#19 Zの輿水がひとつポジションを上げ4位に。2位の#23 Zの山田は徐々に#83 NSXとの差を詰め25周前後にはテールtoノーズ状態に。34周目にはついに逆転してクラストップに浮上した。コースアウトを喫して45周目に#83 NSXがピットインすると、#23、#245、#19とZがクラストップ3を独占し、ニッサン/Zファンを狂喜させた。
折り返し点も近い46周目に#19 Zがピットインし牧田に交代。#245 Zは48周目に柳田へ、#23 Zは52周目に尾本にバトンを渡した。しかし70周近くなったころに#245 Zのラップタイムがばらつき始めた。
電気系トラブルのために一旦ピットインした柳田だったが、再びコースに復帰。その後もトラブルは完全には直らなかったが、何とか5位で完走を果たした。
#19 Zは後半にミッションが入りづらくなり、ペースが上げられず#27 M3に逆転を許し3位へ。そのままポジションを守って初表彰台を獲得した。いっぽうトップの#23 Zは、2位に約1周のマージンを持っており、終盤はペースを落として余裕のゴール。Z33のレースカーに初めての優勝をもたらした。なお、総合優勝は竹内浩典/田中哲也組の#33FALKEN☆PORSCHEだった。