ニュル24時間は、グランプリコースとノードシュライフェ(北コース)をつないだコースで開催される。今年は、グランプリコースの1コーナーから回りこむ“メルセデス・アリーナ”は使用されずショートカットする(01年までのコースレイアウトとほぼ同じ)ので、25.378kmのコースとなる。
今年で5回目の参戦となる田中哲也選手に複雑なノードシュライフェ(北コース)を解説してもらおう。
「僕はこれまで350ラップぐらい走ったんですが、それでもまだ完全には攻めきれていませんね。というか攻めきってしまったら危険だと思います。オールドコースの難しさは、まずスピードが高いこと。アップダウンも多く横のブラインドコーナーはもちろん、縦のブラインドもあります。ブレーキに対してはそれほど厳しくはないのですが、サスペンションやタイヤには過酷ですね。レースはいかにミスなく走りきるかがとても大事です。GT-Rはどんなコンディションでも対応できるクルマだと思います」
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