NISSAN RACING SCHOOL in TOKACHI

INTERVIEW



飯田章選手

「僕が日産レーシングスクールに参加したのはもう10年ほども前のことで、当時はスポーツランドやまなしで行われていました。クルマもザウルスでしたね。そのスクールがきっかけで当時行われていた検定会に呼ばれ、無事修了したことで、プロドライバーへの道が開けました。
 富士フレッシュマンレースの経験しかなかった僕が、スクールを受けて一番役に立ったと思うのはデータロガーによるドライビングスタイルのチェックです。先生のロガーと自分のロガーを見比べて、どこのスピードが遅いとか、ステアリングの角度が悪いとかが分かるんですよ。それで確認してもう1回走って理想のドライビングに近づけるわけです。言葉で伝えられるよりとても分かりやすく勉強になりました。今でもレースではロガーのチェックをしていますしね。
 日産レーシングスクールは講師陣もすごくて、中身も濃かったですね。
 僕はあのスクールを受けたことがきっかけで、プロドライバーになったようなものでしょう。ただ誰もがそうなれるわけではないと思います。
 スクールに参加するには、それなりのお金もかかります。だから興味を持ってレースに足を踏み入れる前に、その先どうするか、才能を見極めるために参加するのがいいんじゃないでしょうか?」



「僕がスクールを受講したのは97年。FJ1600からF4に上がってましたが、もう1回基礎を勉強しようと思って。日産のスクールは受講料が比較的安くて、長い時間乗れるのがいいですね。FJやF4って他の人に運転を教えてもらうことがないんですよ。でもスクールではプロドライバーがここが良くない、ここがいいと教えてくれますから、身になりましたね。自分では気がつかなかったことやちょっとしたクセなども教えてもらえますし。ただ2日間で突然うまくなるということはないですけどね(笑)。レースやっていると行き詰まる時期があったりするんですが、そんなときに受講してみるのもいいかもしれませんね。
 このスクールを受けていなければ、はっきり言って今の僕はありませんね。レースやってないかもしれません。チャンスが落ちていたのを拾いに行ったと思ってますから。
 スクールはスキルアップするだけじゃないんです。プロドライバーである講師はもちろん、日産/NISMOの関係者とも知り合いになれるんです。サーキットに行っても『スクールでお世話になった○○です』とあいさつできます。何かしらの足がかりになりますよ。僕が講師をしていたときの生徒が訪ねてくることもありますし、サポートレースに出てると聞いたら、やっぱりそのレースは見ますものね。レース後にアドバイスすることもありますしね」


青木孝行選手





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