ニッサン、2年連続シリーズ優勝獲得!
ボス/グリフィス組、南アフリカ・オフロード選手権及びクラスDシリーズ優勝
Carnival City Casino 400 - Dec. 1, 2002
![]() 元南アフリカドライバー・チャンピオンで、以前ニッサンのツーリング・カーレーサーだったダンカン・ボスは、コドライバーのマイク・グリフィスとともに、11月30日にヨハネスブルク近郊のイースト・ランドで行われたカーニバル・シティ・カジノ400でガッツのある走りを見せ、2002南アフリカオフロード選手権のシリーズ優勝を決めた。その日誕生日だった彼にとって最高のバースデー・プレゼントとなった。 シリーズ全8戦の最終戦は、むっとくる熱気と分厚い砂埃に覆われたハードで岩がちのコースで行われた。この過酷なコンディションは出場者にも車にも重く圧し掛かり、土曜の朝に400kmのレースをスタートした量産車38台のうち公式に完走が認められたのはわずか13台だった。南アフリカ日産は7連勝目となる総合優勝を果たし、クラスT、クラスDそしてマニュファクチャラーズ・選手権で首位に立った。これにより、ニッサンは2年連続でドライバーズ・タイトルとコドライバーズ・タイトルを獲得し(ジニール・ドゥビリエとフランソワ・ジョルダーンが昨年のチャンピオン)、マニュファクチャラーズタイトルと同時に、クラスTとクラスDの選手権制覇を確実にした。マニュファクチャラーズランキングでは、2位のトヨタに余裕の115ポイント差をつけ、3位にはフォードが入った。 土曜日にトップでゴール・ラインを越えたのは、ハンス・グロブラー/リチャード・リーク組のクラスT V6ニッサンピックアップだった。今回で彼らにとってシーズン4度目、3連続目の勝利となり、クラスTシリーズ優勝が決まった。 ライバル、ニール・ウールリッジ/ケニー・スクジョルダマー組のフォード・レンジャーV8が、レースの序盤で4速全開で複合横転し、ほぼ全損となったため、グロブラー/リーク組にとっては幾分楽なラリーとなった。幸いにもフォードのクルーは打ち身や打撲程度のけがで済んだ。 「いやぁ、大変だった。間違い無く、今シーズンで一番大変だった。フォードの彼らは災難だったけど、あのクラッシュはひどかったよ」と、グロブラーはレース終了後に語った。
「デフにトラブルが発生して、多少いたわりながら2輪駆動でドライブしたけど、それほどスピード・ダウンしなかった。そのとき自分達が何位なのかわからなかったから、とにかく出来る限り早く走った」とボスは語った。 「とにかくすばらしかった。でも、フォードが大変なことになったのを見て動揺した。彼らが無事だと聞いて、ほっとした」と、グリフィス。 今年は彼らにとってまだオフロード2年目だという事実には驚かされる。昨年、グリフィスがナビゲーションに専念することを決めるまで、シーズンのほとんどにおいて2人は交代でドライバーを務めた。「彼らは本当によくやった。ダンカンは短期間で大仕事を成し遂げた。これ以上ないほどの結果を出したと思う」と、ニッサン・モータースポーツのマネージャー、グリン・ホールはうれしそうな表情を浮かべた。 ディフェンディングチャンピオン、ドゥビリエ/ジョルダーン組は、わずか110km走ったところでエンジン・トラブルが発生したため、リタイヤという残念な結果に終わった。 バンクフィン選手権で有終の美を飾り、キャビネットの中にトロフィーを納めたチームは、今、1月1日から19日にかけて行われる世界的に偉大なモータースポーツ・イベントの一つである2003ダカール・ラリーの準備に力を注いでいる。
Provisional Results Production Vehicle Category
| ||||||||||||||||||||||||||||
|