南アニッサン、オフロード5連勝

Bankfin Caledon 400 - Sep. 28, 2002

フリー・ステートで行われたバンクフィン・オフロード・チャンピオンシップ、バンクフィン・カレドン400で、ハンス・グロブラー/リチャード・リーク組のクラスTニッサン・ハードボディV6が、ニール・ウールリッジ/ケニー・スクジョルダマー組のクラスTフォード・レンジャーV8とエイピー・レイニーク/ロビン・ホートン組のクラスTトヨタ・ランド・クルーザーを抑え、今シーズン2度目の勝利を収めた。これでニッサンが5戦連続の総合優勝とクラスT優勝を決めた。

しかし、総合シリーズポイント首位のダンカン・ボス/マイク・グリフィス組(クラスD)はフロント・ホイールの破損によりリタイヤ、と残念な結果に終わった。それでも、ウールリッジ/スクジョルダマー組と同点(152ポイント)で総合シリーズポイント首位に留まった。クラスDにおいては、土曜にクラス優勝を収め、ポイント・スタンディング2位に続くマーク・コーベット/ジュアン・モー組(イスズKB)との差はまだ6ポイントある。

ここ6戦で3度優勝しているドビリエールは、予選で最速タイムを出したものの、スタート直後に電気系の接触不良で燃料ポンプがうまく作動しなかったため22分の足止めを喰った。しかし猛烈な追い上げを見せ、ディフェンディング・チャンピオンの復活を見せつけた。中程の順位にいたドビリエールは量産車クラス車輌34台、特殊車輌33台の計67台を一気に抜き去り、折り返し地点の指定サービス・ポイントに着くころには5位にまで順位を上げていた。しかし、電気系トラブルに加え、クラッチが故障してしまったため、後半になってリタイヤを余儀なくされた。

「チームメートのグロブラー/リーク組にだいたい10分から15分ぐらい遅れていた。とにかくまず、前にいる3組を抜くことにした」と、コドライバーのジョルダーン。ゴール・ラインを歩いて越えた彼は、コース・クラークのピーター・ムンシア・ウィルソンの振るチェカー・フラッグにおどけてこたえた。

「最徐行になる180度ターンのあたりでぴったり後ろにつけていたのだけど、ハードボディV6の加速力がランド・クルーザーのそれに及ばなくて、彼らの左後ろになった」と、ドビリエール。彼はリタイヤしたことにひどくショックを受けていた。

順調に走りつづけたグロブラー/リーク組が勝利を収めた。

ボス/グリフィス組の車は右フロント・ホイールとハブが分解し、リタイヤとなってしまったが、まだチャンピオンシップ優勝の有力候補であり、これからむかえる2戦では、初のクラス優勝そして量産車チャンピオンシップ総合優勝のダブル・チャンスが残されている。



POINTS STANDINGS
Overall
POS. DRIVER / CO-DRIVER CAR POINT
1. Duncan Vos/Mike Griffith Nissan Hardbody 152
1. Neil Woolridge/Kenny Skjöldhammer Ford Ranger 152

Class T
POS. DRIVER / CO-DRIVER CAR POINT
1. Neil Woolridge/Kenny Skjöldhammer Ford Ranger 83
2. Hannes Grobler/Richard Leeke Nissan Hardbody 74
3. Apie Reyneke/Robin Houghton Toyota Land Cruiser 63
4. Giniel de Villiers/Francois Jordaan Nissan Hardbody 60

Class D
POS. DRIVER / CO-DRIVER CAR POINT
1. Duncan Vos/Mike Griffith Nissan Hardbody 92
2. Mark Corbett/Juan Mohr Isuzu KB 86
3. Piet Haasbroek/Christo Bosch Toyota Land Cruiser 85

Manufacturers' Championship: 1. Nissan; 2. Toyota; 3. Ford

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