ニッサン、オフロードチャンピオンシップ2連勝
1000km Toyota Desert Race - Jun. 23, 2002
![]() クラスDではハイン・グロブラー/ゲルハルト・プリンスルー組(ニッサン・ハードボディ)がポールポジションについた。しかし、予選でメカニカルトラブルに泣き、参加車両86台のほぼ最後尾からのスタートを余儀なくされたボス/グリフィス組がまさかの逆転優勝を収め、幕を閉じた。 2日間に渡るイベントの1日目、ディフェンディングチャンピオン、ジニエル・ドビリエール/フランソワ・ジョルダーン組が最速タイムでポールポジションを獲得し、ニッサンがマラソンレースの上位2位を占める勢いだった。チームメートのグロブラー/リーク組がわずか37秒差で続いた。 ドビリエール/ジョルダーン組はスタート直後から先頭に立ち、それにグロブラー/リーク組が僅差で続いた。ドビリエールは100km地点まで順調だったが、ピストン破損の疑いが生じ、止む無くストップすることになった。1分遅れで続いていたグロブラーが新たに先頭に立ち、中間地点のオーバーナイトストップに辿り着いたときには、激しく追い上げる2位のウールリッジ/スクジョルダマー組のフォードに12分の差を付けていた。その後ろにはレイニーク/ホートン組のカストロール・ランドクルーザーが続いた。 「オーバーナイトストップ時点での12分のリードでは十分ではないと思ったので、ハンスに、ラフで砂道の最初の200kmでさらに差を広げるように頼んだ。ハンスはこれを遂行し、リードをおよそ16分に広げたので、私達は彼に、サービスポイントを出たらそのままゴールまでクルーズ走行していいとOKを出した」と、グリン・ホール。 クラスDのグロブラー/プリンスルー組はクラスTのトップ3台のすぐ後ろに付け、1回目の指定サービスポイント到着の前には総合4位に順位を上げていた。彼らはクラスDの2位以下を大きく引き離し、オーバーナイトストップ到着時にはヘンリ・ゼルマテン/モーリス・ゼルマテン兄弟のミツビシ・パジェロに6分の差を付けた。
「タイムトライアルでプロペラシャフトキャリアのベアリングを壊し、最悪のスタートとなった。後ろの方からのスタートとなったが、がむしゃらに走って、中間地点までになんとかクラス3位まで這い上がった。これでオフロードレース見習期間の修了証書をもらってもいいんじゃないかな」と、オフロードレース初優勝を決めた元トップツーリングカードライバーのボスは、興奮した様子で語った。 今回初めてクラスEにもニッサン車が出場することになった。プライベーターとして夫婦で参加のニルス・ファン・デル・バルト/ゼルダ・ファン・デル・バルト組の新型ハードボディ3.0ターボ・ディーゼルと、以前クラスDに出場していたガソリン・エンジンのBBオート2.4リッター・ハードボディのアンドレ・ドゥ・プレシス/ジュリー・ドゥ・プレシス組である。 残念ながらファン・デル・バルト夫妻が1日目でリーフスプリングを破損し、リタイヤとなったが、ドゥプレシス兄弟の新型ハードボディはデビュー早々4位の好成績を収めた。
NISSAN RESULTS
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