3月31日(日)、4月1日(月)の2日間、富士スピードウェイでGTの合同テストが開催され、NISMOは開幕戦に使用する#22ザナヴィ ニスモGT-R、#23カストロール ピットワークGT-R、さらにシーズン途中から投入を予定しているVQエンジン搭載車両であるテスト車両(#0)を走行させた。
朝こそ雲がかかっていたものの、19台のGT500マシンが参加してテストを開始。初日は主に#22 GT-Rをミハエル・クルムが、#23 GT-Rをエリック・コマスと影山正美が、そして#0 GT-Rを本山哲がドライブ。02モデルがそろう中、今回が2度目のテストとなる#0 GT-Rは54周し1分25秒650で10番手、#22GT-Rは69周し1分25秒870で12番手、そして#23GT-Rは76周し1分26秒301で17番手のベストタイムをマークした。

2日目は、4名のNISMOドライバーが交互に#0 GT-Rをドライブ。第2戦が昨年同様500kmレースで行われる予定のため、今回の#22、#23 GT-Rのテストはロングランに重きが置かれた。#23 GT-Rは101周を走りこみ1分25秒247で11番手、#22 GT-Rは80周して1分25秒600で14番手。また#0 GT-Rは本山が1分25秒216のベストタイムを出して10番手だった。

この日は開幕前のプレスデーとなったため、写真撮影、プレスの同乗走行、サーキットサファリ、ビデオ撮り、記者会見など、開幕前の準備や対応で、ドライバーも監督もハードワークとなった。NISMOは同乗走行用にもう1台のGT-Rを用意し、影山が“タクシードライバー”を担当。ウォームアップではクルムが助手席に乗り込んだが、周回を終えて降りるなり「正美の乗り方と僕の乗り方は違うから、面白かったし、勉強になった。でも、ブレーキングポイントが違うから、少し怖かった」と周囲を笑わせた。