SHAKE DOWN
2.14 thu to 15 fri / Fuji Speedway

スカイラインGT-R 02モデル、富士でシェイクダウン
好タイムをマークして手応えをつかむ

 2月14〜15日、NISMOは富士スピードウェイで2002年JGTC用のレース車両をシェイクダウン。15日は大きなトラブルもなく1分23秒9の好タイムをマーク。今シーズンのシリーズ制覇への手応えをつかむ収穫あるテストとなった。
 真っ白な富士山を望む快晴の富士。今年のNISMOドライバーである影山正美、エリック・コマス、本山哲、そしてミハエル・クルムが新調されたテスト用レーシングスーツに身を包み集合。7日の発表会ではエリックが参加できなかったため4名がそろうのは今回が初めてとなる。

 車両は02シーズン用の2台。1台は発表会場に展示されたレッド/シルバーの新しいNISMOカラーとなった車両。そしてもう1台はブルー/シルバーの暫定カラーの車両。この2台は昨年、実戦に使用されチャンピオン争いをした01モデルをモディファイした車両。サスペンショ ンのジオメトリーが変更され、さらにボディ剛性を高めるなど見直しが図られている。
 テスト初日は気温も低くいくつかのマイナートラブルが発生したが、2日目の15日にはさまざまなセッティングを試し、満足いくテストとなった。この日の午前中にはエリックが1分23秒9のベストタイムをマーク。条件が異なるとはいえ、昨年12月のテストより1秒5ほどタイムアップできたことで、シェイクダウンとしてはまずまずの手応えをつかんだ。


小河原宏一監督
「サーキットで初めて指揮を取ったわけですが、2日目は予定していたプログラムどおりに進みましたし収穫のあるテストになりました。まあまあのタイムが出て少しホッとしています(笑)。これから合同テストなどで車両を煮詰めて、勝負をしたいです。いいドライバー、いいクルマ、いいスタッフがそろっていますから、ミスのないよう戦います!」

本山哲選手
「ちゃんといっぱい走れていいテストになったね。細かいセッティングもいくつか試せたし良かった。NISMOに戻ってきたけどみんな知ってる人たちばかりだし違和感はないです。期待されていることは十分感じているし、そのプレッシャーもあるけど、チャンピオンを目指して頑張ります。マイケルとのコンビはアドバンテージが持てると思ってます」

影山正美選手
「(02モデルは)結構いい! ラップタイムも速くなって安定していたしね。去年のテストからちょっとインターバルが開いているので、車両の違いを比較するのは難しいけど乗りやすくなっている。しっかりした感じはあるし、ボディ剛性が高くなっているということでしょう。今年は予選アタックを担当することもあるようだし、タイトル奪取を目指し頑張ります」

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