スーパー耐久シリーズ2002は3月17日にMINEサーキットで開幕。今年はGT-Rの参加台数が若干減りそうだが、注目されるのは竹内浩典/田中哲也組の#1ファルケン☆GT-Rが連覇記録をどこまで伸ばすかだろう。昨年にシリーズ5連覇を果たしたファルケンチームは新車の投入こそないが、磐石の体制で連続チャンピオンを目指す。
開幕戦のエントリーリストを見ると、シリーズ開始から参戦してきた砂子塾長の名前がない。昨年シーズン終了時からさまざまなアプローチを試みたものの、残念ながらフル参戦はかなわなかったようだ。今後は未定だが、ぜひシーズン途中からGT-Rでの参戦に期待したいものだ。
代わってS耐に復帰してきたのが#3エンドレスADVAN GT-R。木下みつひろをエースに、昨年の十勝24時間で総合優勝を果たしたRS中春がメンテナンスを担当。木下のパートナーには青木隆之が迎えられた。エンドレスの本来のナンバーである「3」を付けた今年は、悲願のタイトル奪取が成るかもしれない。
もう1台のGT-Rは昨年の鈴鹿1000kmでデビューした#19JMCダンロップGT-R ED。長くニッサンエンジン車をドライブしてきた輿水敏明と昨年も別チームでGT-Rをドライブした吉富章がコンビを組み、初優勝を目論む。まだ熟成されきってはいないが、上位車両にトラブルが発生した場合には大きなチャンスがやってきそうだ。オーツ/ファルケン、横浜/アドバン、住友/ダンロップと3台のGT-Rともタイヤメーカーが異なるだけに、こちらの戦いにも興味が持たれるところだ。