IRL第13戦 Gateway Indy 250(イリノイ)
ルーキーのバディ・ライスが惜しくも4位フィニッシュ

August 25, 2002

まだ、デビューして3レース目のバディ・ライス(No.52レッドブル・チーバーレーシング)がその並みならぬ才能を披露した。一時は2位のカストロネベスを追い詰め3位に上がるものの、周回遅れに引っかかってひとつ順位を落としてしまい、最終的には4位でフィニッシュした。ライスは予選では振るわず15番手。しかし、決勝前のファイナルプラクティスではチームオーナーでもあるエディ・チ−バーJr.(No.51レッドブル・チーバーレーシング)がトップタイムをマークし、満タンでの決勝用のベストセッティングを見つけていた。そして、迎える決勝レースでは、そのチ−バーのセッティングをヒントにライスのレースカーは大幅に戦闘能力をアップさせていたのだった。

一方のチ−バーは、序盤はいいペースで走れるものの、タイヤを交換して30周以上を走ると極度のオーバーステアが発生するという状況に悩まされていた。タイヤ交換の度にポジションアップするものの、レース後半はコーションが出されずにロングランを強いられてしまい、最終的には10位でフィニッシュしている。

その他のインフィニティ勢ではロビー・ビュール(No.24ドレイヤー&ラインボルド)が6位、ラウル・ボーゼル(No.12ブラッドリー)が8位に入りシングルフィニッシュ。その他はローラン・ルドン(No.34コンクェストレーシング)がクラッシュしたほか、サラ・フィッシャー(No.24ドレイヤー&ラインボルド)が電気系のトラブル、ビリー・ボート(No.98カーブ/アガジャニアン/ボートインディレーシング)がギアトラブルに終わっている。

いよいよ今シーズンも残すはあと2レース。次回13戦は9月7日に大都市シカゴ近郊のシカゴランドレースウェイで行われる。インフィニティが得意としているハイスピードコースだけに上位独占が期待される。

今季、レッドブル・チーバーレーシングからエントリーし、第11戦のミシガンで1勝を挙げていたトーマス・シェクターは今週末、急遽レースへの不参加をチーム側に表明し、欠場した。

【バディ・ライスのコメント】
「とにかく集団についていって前に出てゆくことだけを考えていました。特にレース後半でのピットワークはすばらしくその度にポジションをあげることができ、さらに先頭集団を捕まえるポジションまであがることができました、3位まで上がったときは前の車がミスするのを狙っていたのですが、周回遅れをかわすのにだいぶ手間取ってしまいました。残り2レースですが期待に応えられるように全力を尽くします。」

【エディ・チーバーJr.のコメント】
「今日は周回を重ねるほどハンドリングが悪化してしまい、苦しいレースとなってしまいました。バディ・ライスの走りを終始見ていましたが、彼は非常にいい走りをしていたと思います。3レース連続で完走するなんてチームでは最高記録じゃないかな?冗談はさておきバディはすばらしい才能の持ち主です、残りの2レースでもいい走りを見せてくれるでしょう。」


Race Result
POS. Driver Chassis/Engine/Tyer Laps
1 de Ferran, Gil D/C/F 200
2 Castroneves, Helio D/C/F 200
3 Barron, Alex D/C/F 200
4 Rice, Buddy D/I/F 200
5 Hornish Jr, Sam D/C/F 200
6 Buhl, Robbie G/I/F 200
7 Unser Jr, Al D/C/F 200
8 Boesel, Raul D/I/F 200
9 Meira, Vitor D/C/F 198
10 Cheever Jr, Eddie G/I/F 198
20 Fisher, Sarah D/I/F 94 Engine
22 Redon, Laurent D/I/F 98 Accident
23 Boat, Billy D/I/F 74 Electrical

NOTE : O=Oldsmobile I=Infiniti D=Daralla G=G-force F=Firestone

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