IRL第11戦 ミシガン・インディ400(ミシガン)
T. シェクター初優勝!日産インフィニティが1−2フィニッシュ

July 28, 2002

今季3度目のポールポジションをゲットしたトーマス・シェクター(No.52レッドブルチーバーレーシング)が、高速オーバルのミシガン・インターナショナルレースウェイを自由自在に駆け回り、200周のレースを122もラップリードして待望の今季初優勝を日産インフィニティにもたらすこととなった。T.シェクター自身も今年デビューしたばかりのルーキーで、11レース目にして初めてのビクトリーレーンを獲得した。

2位には今回がデビュー戦となったバディ・ライス(No.53レッドブルチーバーレーシング)が滑り込み、日産インフィニッシュンティとレッドブルチーバーレーシングはポール トゥ ウィンの1−2フィニッシュという見事なパフォーマンスを披露した。チームオーナーでもあるE. チ−バーは「二人とも本当によくやってくれた、この二人のルーキーを誇りに思う。」と、自身は166周目にクラッシュに終わってしまったが、自分が勝利したかのように喜びを表していた。

「とにかく、全開、全開で攻め続けました。燃費も何も気にせずにひたすらゴールまで全開で走りました。今日はどのラインでも自由に走ることがでたので楽に前の車を抜くことができました。残りのレースも勝ちに行きますからね。」とT. シェクターはワイルドなレースを終えた後に興奮状態で答えていた。

一方、デビューレースで2位に入ったB. ライスは「チームにはすごく感謝しています。日産インフィニティのおかげでガンガン前に出てゆくことができたし。トーマスと1−2フィニッシュもできました。」と初めての大舞台で完璧な仕事をこなしたことに満足しているようだった。

今回のレースは200周中、9人のドライバーによって25回もトップが入れ替わるという、今季最もラップリーダーの数が多い激戦となった。日産インフィニティ勢ではT. シェクターが122周をラップリードして最多ラップリード賞も獲得、B. ライスが15周、S. フィッシャーが4周をリードしレースのほぼ4分の3を日産インフィニティのマシンがラップリードを奪うという強さを見せ付けた。

これまでも度々勝てるレースを不運にも落としていた日産インフィニティ勢であったが、残りの4レース全てで勝つという意気込みで熱戦のミシガンを後にした。

次回のシリーズ第12戦は、あの競馬のケンタッキーダービーで有名なルイビルから程近いケンタッキースーピードウェイで8月11日に行われる。



Race Result
POS. Driver Chassis/Engine/Tyer Laps
1 Scheckter, Tomas D/I/F 200
2 Rice, Buddy D/I/F 200
3 Giaffone, Felipe G/C/F 200
4 Renna, Tony D/C/F 200
5 de Ferran, Gil D/C/F 200
6 Castroneves, Helio D/C/F 200
7 Hornish Jr, Sam D/C/F 200
8 Fisher, Sarah G/I/F 200
9 Sharp, Scott D/C/F 200
10 Hearn, Richie D/C/F 200
11 Redon, Laurent D/I/F 200
14 Boat, Billy D/I/F 197
16 Cheever Jr, Eddie D/I/F 165
24 Buhl, Robbie G/I/F 95 Mechanical

NOTE : O=Oldsmobile I=Infiniti D=Daralla G=G-force F=Firestone

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