TOP
CORNER
第28回ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモービル・レース
モートン、伝説の1971年BREダットサン510を駆り
モントレー・ヒストリックでクラス優勝

ラグナ・セカで果たした初めての全米制覇から30年、ジョン・モートンが#46ブロック・レーシング・エンタープライゼス(BRE)ダットサン510と共に帰って来た。もう一度、伝説のマシンでレース・ファンに夢のショーを届けるためだ。

8月19日に開催された第28回ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモービル・レースで行われた1966-1972年式ヒストリック・トランザム・レースで、モートンは70年代初期と変わらない情熱とセンスのあるドライビングを見せ、クラス優勝を果たした。ニッサン・モータースポーツとモートンは、1971年と1972年にトランザム・2.5チャレンジ選手権で優勝したダットサン510を準備し、卓越したプレゼンテーションとパフォーマンスを見せたことも評価され、ロレックス特別賞も受賞した。

「本当に楽しかったよ」とジョン・モートンは、2.24マイルのラグナ・セカ・ロード・コースでの10ラップ・レースの後でコメントした。「この車はレースで先頭を走らなかったことなんて無いんだ。コークスクリューなんか、ダットサンはするっと走り抜ける感じがして、すごく良かったね。」

ヒストリック・トランザムは、オリジナル・大径・ポニー・カー・クラスと2.5リッター未満車向けの2.5チャレンジ・クラスの2クラス混走で、モートンは32台中20位からのスタートだった。

フロリダ州ジャクソンビル出身のトミー・リギンスが駆るもう1台のBREダットサン510、2台のアルファ・ロメオ、そしてBMW1600を相手にバトルを繰り広げながらも、モートンは2.5チャレンジ・クラスをスタートからゴールまでリードした。彼にとってレースの大半は、ダットサンよりも大きくてパワーのある敵が相手だった。

オートモービル・マガジンのライター、プレストン・ラーナー氏は、「ビッグ・カーの中で、ダットサン510はまるでトラフィックの中を突進するミズスマシみたいだった」と語っている。

オリジナルのBREチームのオーナー兼チーム・マネージャーであるピーター・ブロック氏も、1971年ダットサン510の歴史的なレースの瞬間に立ち会っていた。北カリフォルニアで開催され、3日で43,500人の観客を集めたモントレー・ヒストリック・カー・レースに来場したファン達は、彼とジョン・モートンにサインを求めて押し寄せた。北米日産のモータースポーツ・マーケティング及び運営部門のコーポレート・マネージャー、ロン・スタッケンバーグは、「それはそれはたくさんのダットサン510オーナーとファンが見に来てくれて、一日中大賑わいだった」とコメントした。

CORNER
BOTTOM
BACK

掲載の記事・写真・グラフィックスなど提供するコンテンツの無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

No portion of this web site may be reproduced or duplicated without the express written permission of NISMO.