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TOP
#1 FAKLEN GT-R今期初の2連勝でシリーズチャンピオンに王手
クラス3 #31ジャラーナTOPシークシルビア今期2度目の表彰台獲得
スーパー耐久シリーズ第7戦
SUGOスーパー耐久レース

2001.10.6-7

【予選】

秋晴れの空のもと心地よい風が吹く絶好のレース観戦日和となり、スタンドでくつろぐ観客が見守る中予選は始まった。

開始まもなく、#65 ALFA 156 ツインスパークがコースサイドにストップしたため、赤旗で10分間の中断となった。再開後、前戦と同様に#23トトムFUJITSUBO・GTRと#24 JASレインボーGT-Rが同時にアタックに出た。

一度目のアタックで#23がトップに立ったが、2台はそのままもう1周アタックし、コースレコードをたたき出した#24が逆転し1位となった。#24がトップに立った直後に #1 FALKEN GTRもアタックラップに入ったが、この時コース上に犬が迷い込んでくるという珍事により2度目の赤旗中断となってしまった。

ピットロードに戻ってきた#1は、クリアラップを取るために自陣のピットに止まることなくピットロードエンドで再開を待った。再開後、狙い通りクリアラップを得た#1であったが、タイムは伸びず3位にとどまった。これにより、#24が参戦3戦目にして初めてのポールポジションを獲得した。

一方クラス3の#31ジャラーナTGCシルビアは、GT‐R勢に続くタイムを出した#15 C-WESTアドバンRX-7を筆頭とする好調のRX-7勢にとどかず、クラス6位で予選を終えた。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 24 1 JASレインボーGT-R ADVAN 橋澤/吉冨 1'29.298
2 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 1'29.425
3 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 1'29.914
4 15 3 C-WESTアドバンRX-7 尾本/長島 1'30.957
5 33 3 BPビスコガンマRX-7 三好/大井 1'31.441
6 71 3 PowerMagiC RX-7 関根/田畑/藤島 1'32.346
23 31 3 ジャラーナTGCシルビア 小林/玉本 1'34.133
【決勝】135LAP(500km)

予選上位のGT-R勢3台のタイム差は、0.6秒しかなく決勝でも三つ巴の争いが予想された。

スタート直後ポールポジションスタートの#24が#23にパスされ、続いて#1にもパスされ3位に落ちたが、それぞれの間隔は1秒前後で保たれたまま後続を引き離していった。特にトップを行く#23と#1の争いは激しく、時折バンパーtoバンパーのせめぎあいを見せた。この争いは、延々35周、約1時間にわたって繰り広げられたが、ついに36周目の1コーナーでアウト側から#23をパスした#1がトップに立った。

トップに立った#1は、タイヤの磨耗によりラップタイムが落ち始めた#23と#24との差を徐々に広げていった。その差が12秒となった45周目に#23がピットイン、続いて#1と#24もそれぞれ46、48周目にピットインし、タイヤ交換、給油、ドライバー交代を行った。

#23の素早いピット作業が功を奏し、各車がコースに戻った時点でトップの#1と2位の#23の差は、3秒まで縮まっていた。その後、#1と#23はその差を保ったままトップ争いを展開したが、1スティント目と同様後半は徐々に差が開き、2回目のピットインの前には約10秒となっていた。

しかし、またしても#23はピットインによるロスタイムを最小限に押さえ、両車がピット作業を済ませてコースに戻ると#1のマージンは2秒にまで縮められていた。

3スティント目は、#1のペースに#23がついていけず、そのまま#1が独走状態に入ってしまうかと思われた。しかし、クラス3でトップ争いをしていた#15 C-WESTアドバンRX-7のホイールがはずれ、コース上で身動きの取れなくなってしまったためにセーフティーカーが入り、またしても#1マージンは一気に削り取られた。

102周目にセーフティーカーがピットロードに戻ると、目前の車両をパスしながら追い上げなければならない#23に対し、隊列の先頭にいた#1は、クリアラップ状態で1'31前半を連発するスパートをかけ#23との差を10秒以上に広げ、その後も#23の追随を許さずトップでチェッカーを受け、今期初の2連勝を飾った。これにより、#1と#23のシリーズポイントは6点差に広がり、次戦の最終戦富士で#23が優勝しても#1が2位を獲得すれば、連続シリーズチャンピオン記録を更新することとなる。

クラス3では、#31ジャラーナTGCシルビアが、クラス2上位陣と共にGT-R勢に続くポジションで快走するRX-7勢に速さではついていけなかったが、設定したペースを守りノートラブルで走りきった。結果的には、上位陣のトラブルなどもあり見事3位を獲得し、今期2度目の表彰台に上った。

正式決勝結果
POS. No. CLS(POS.) Car DRIVER Lap Behind
1 1 1(1) FALKEN GT-R 竹内/田中 135 Leader
2 23 1(2) トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 135 -'09.438
3 24 1(3) JASレインボーGT-R ADVAN 橋澤/吉富 135 -'22.758
4 33 3(1) BPビスコガンマRX-7 三好/大井 133 -2 Laps
5 11 2(1) 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 133 -2 Laps
6 20 2(2) RSオガワADVANランサー 小川/福山/佐々木 133 -2 Laps
11 31 3(2) ジャラーナTGCシルビア 小林/たしろ 131 -4 Lap
SUGO INTERNATIONAL RACINGCOURSE / 2001.10.7 / Course Length : 3.704256Km
■Start Time 12:38:49  ■Finish Time 16:15:01
■Weather : Cloudy  ■Course : Dry  ■Entry : 39  ■Start : 39
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